暖かくなってきましたね。春です。
こんな季節になると、わたしには少し困ったことがあります。
それは…。
紫外線アレルギー
光過敏症とも言いますね。
日光、おひさまアレルギーと言えばわかりやすいでしょうか。
この持病があるため、わたしは、日焼け止めを付けずに外出をすることができません。自分の家のベランダにすら、出ることができません。
ただ、生きていくためには、外へ出て働かなければなりません。
大部分の人がそうであるように、花粉症の症状が辛い人が、それを理由に外出を控えて働くことを放棄せず、医者に掛かって薬を飲んだり、マスクを着用するなどして、社会活動を中断しないようにしていますよね。
わたしにとってそれは、
- 自宅室内に1級遮光のカーテンを引くこと
- 日傘を差すこと
- SPF 50 +++以上の日焼け止めを、こまめに塗り直すこと
- サングラスをかける事
なのですが、この、日傘にサングラスという出で立ちを、良く思わない人もいるみたいで…
パブリックな場所で
「雨も降ってないのに日傘にサングラス?ハリウッドスター気取りかよ!」
という、心無い言葉をかけられることもしばしば。
親しい友人や家族などは、絶対にこのようなことを口にはしないのですが、事情を知らない他人が、ノリでこのような言葉を発することはよくあります。
ブログは、自分自身の事を発表する場でもあるので、このような形で書いていますが、実生活で、そこまで親しくない人に、身体的な事情をどこまで説明して良いのか、悩むところでもあります。
学校や会社などで、聞きたくもないのに、「今日私具合悪いんですよ〜頭が痛くてお腹が痛くて〜」アピールをする女って、なんだか感じが悪いですよね。
そういう風に映って、不快に思われないかなという懸念や、聞いたところで、聞かされた相手は、直接的に解決することはできないのだから、言われても困るのではないか?などと考えてしまいます。
個人的な事を言えば、わたし自身、幼少期から体が弱く、人と同じようにできない事、気をつけなければならない事などはいくつかあります。
ただ、多くは行動で回避できるものなので、特別親しいわけではなく、ただ家や職場が同じだけ、と言う関係の人には、あえてこれを伝えていません。
日本はただでさえ、同調圧力が強い国です。
人と違う体質を持っている、というだけで、何か危害を加えたわけではないのに、面倒な奴と避けられたり、面接で落とされたり、扱いづらい奴というレッテルを貼られます。
花粉症は有名なアレルギーとして認知されているけれど、紫外線アレルギーは、まだまだ一般には認知されていないと感じます。
会社の行事で…
こんな事がありました。ある大企業に勤めていた時、河原でバーベキューパーティーをやるので参加しろ、と言われました。
わたしは、炎天下の屋外に長時間いることができないので、アレルギーの話をして丁重にお断りしました。すると、
「馬鹿野郎!嘘つくな!そんな貴族みたいな病気があるか!!」
と、当時の部門長に叱責されました。
結局わたしは最後まで抵抗して行かなかったのですが、ずっと嘘つき呼ばわりされていました。
このように、聞く側が無知かつ受け入れる気がない場合、正直にお話しても反感を買うだけで終わってしまう事もあるのです。
もちろん、そうではない温かい心の持ち主の方が圧倒的に多いのですが。
おわりに
我々の周りには、様々なアレルギーを持つ人がいます。
科学が進歩して便利になった反面、化学物質に過敏症を起こす人も現れました。
今までになかったアレルギー、自分が何ともないもので、重篤な症状に襲われる人もいます。
そこまで行かなくても、日常的な炎症を起こして、何をするにも痛かったり、しみたりするのは地味に精神を削ります。
晴れた日に傘をさしている人を見ても、バカにしないで下さい。
決してファッションで、これがイケてると思ってやっているわけじゃないんです。
しないとひどい炎症が起きるのです。
ただの自己防衛なんです。マスクと同じです。
という事を、アレルギーを馬鹿にしている人達に伝えたいです。
ちなみに、普段はこれを使っています。
ブロック力が強く、コスパも良いです。
この話をすると、親しい人に、昔は「ドラキュラみたいだね」と言われたのですが、今は「光が弱点って鬼滅の刃に出てくる鬼みたいだね」と言われます。確かに(笑)
色々な人がいるという事が、浸透するといいなぁと思います。