突然ですが、わたしは不衛生が苦手です。
自分では、どちらかと言えば綺麗好きなだけで、潔癖ではないと思っています。
外から帰ったら手洗いうがいをする。食事や料理の前、掃除やトイレの後は手を洗う、その後タオルかハンカチで拭く。掃除や洗濯は基本毎日する。けれど、場所によっては、あまりやらない部分もある。
そんな感じで、ホコリがたまらないよう、雑菌を繁殖させないように管理するけれど、楽しいと思う事もあれば、面倒と思いながらやる事もあり、強迫観念からやっているわけではありません。
今日は、そんな衛生感覚、キレイ、きたないに関するお話について書きますね。
~目次~
そもそも、どうして綺麗好きになったのか?
衛生に関する週間って、育った家の環境が一番大きい要因だと思います。
わたしの家は、近所でも古くて厳しいと評判の家でした。
行動に制限が多数あり、着る物や食べる物、読んでもいい本など予め決められていて、そんなわたしが付き合える友人は、知り合える多くの子供達の中の一握りだけでした。
そんな環境だったため、手洗いうがいの徹底は、家庭内の教育の中で、自然と身についたものでした。
家では、必ず誰かが家事をしてくれ、部屋はピカピカに磨かれて、塵1つないのが当たり前でした。
どうしてそんな環境だったのかと言うと、元々家自体が古い体質だったというのもありますが、わたしの体がすごく弱かったからです。
大人になって、だいぶマシにはなりましたが、小さい頃は、よくわからない理由で発熱したり、発作を起こして倒れたり、どこかから悪い菌が入って炎症して肺炎になったりなど、とにかく油断ができない子供でした。
そんなわたしの世話をするために続けたかった仕事を辞めなければならなかった母は相当苦労したと思います。
そんな感じの子供だったので、良い物を食べ、良い本を読み、少しでも病気から遠ざけよう。栄養や衛生管理が徹底されていました。
綺麗すぎるのは良くないって聞くけど?
清潔にするのは良い事だけど、最近では衛生的すぎるのは良くない、という話もききますよね。
無菌室のような所で育った子供は、不衛生な環境に適応できないから、免疫力を育てるために適度に不潔にしていた方がいい、みたいな話。
実際わたしも生後数週間、色が白すぎるという理由で無菌室にいた事があります。(覚えてないけれど)
これは様々な研究がなされていて、正論だとは思いますが、ある程度育ってしまった大人がこれを覆すのは難しそうです。
実際、今でもよくわからない理由で喉が炎症を起こして痛かったり、足が腫れ上がったりする事が結構な頻度であります。
雑菌が繁殖するような環境を好きになる必要はないけれど、少しゆるい基準で生活する事も大切かもしれませんね。
個人的に2度と家に入れたくない人達
ここからは、この人無理!ありえない!2度と家に呼びたくない!!と個人的に思う人の話をします。
外から持ってきたバッグをテーブルの上に置く
人の家に来てこれはダメでしょう!
外から持ってきたバッグ、もしかしたら床に置いたり雑菌がついてるかもしれない物を、食卓の上に無断で置くとは!
わたしなら、バッグをどこに置いていいか家主に確認します。
外から来た服でベッドにどーん
これもドン引きした話。
わたしは、外用の服と家用の服を明確に分けていて、ベッドにはお風呂に入った後しか行きません。
なので、無断でベッドを椅子代わりにされたり、勝手に潜りこまれてしまうと、シーツから毛布、掛け布団まで全部洗いなおさないといけなくなって、大変な労力と出費になってしまうのです。
もちろん、そのようにするのには、不衛生が苦手、という事の他に皮膚炎などの健康上のトラブルを起こしたくない、という気持ちも含まれています。
物の位置を勝手に変える
これは、冒頭にお話した、わたしが掃除を念入りにする所としない所がある、というお話と関ってくるところなのですが、部屋の中の物でも、キレイな物と、触ったら即手を洗うようなきたない物がありますよね。
それと同じで、わたしの中で「キレイ」に分類している物を、「きたない」に分類しているエリアに勝手に置いて欲しくないのです。
例えば、ボディーローションを油の多いコンロの横に置いたりはしないですよね。そんな感じです。
それと視力が弱いので、同じ位置にないとちょっと危険なんです。
勝手に物を捨てられた
これも実際にあった話ですが、家に来た方が、
「これ、ゴミでしょ?」ポーンと、わたしが詰め替えが届くのを待っていた化粧水のボトルを無断でゴミ箱に捨てた人がいました。
当時、そのメーカーは実店舗がなく、通販のみで商品を取り扱っていました。肌が弱く、薬局で売っているものを気軽に使えないわたしにとって、命綱のような存在でした。それを!それを…!!
ゴミじゃない事を伝えて、ゴミ箱から拾って洗いましたが、ごめんなさいの言葉はありませんでした。
何か目につくと片付けたくなる性格なのかもしれませんが、家主の承諾なしに物を捨てたり移動させたりするのは失礼だと思います。
でも、衛生感覚の違いって、注意しづらいですよね
ここが問題だと思うんですけど、衛生観念に大きなズレがあって、不快感を感じて改善をお願いしたい時、あなたは素直に言えますか?
言いづらいけれど、溜め込むのも良くないし、かと言って、言われた方もいい気分にはならないですよね。
どんなにやわらかく言っても、相手に対して、きたないよ、だらしないよ、いい加減すぎるよ、と伝える事になり、人によっては、プライドやアイデンティティを傷つけられたと思われるかもしれませんし、私生活に口を挟まれたと感じるかもしれません。
例えば、食事に関する事をする際に、手洗いうがいの週間が身についている人は、言われなくても自主的に手を洗いにいきます。
でも、そうでない人は毎回自分からはしません。それは嫌なのでこちらが「手洗いは?」と注意する機会が増えます。
その結果どうなるかと言うと、相手はこちらの事を、「口うるさく神経質で潔癖な面倒くさい女」と判定してくるわけです。これでは関係は長続きしません。
こちらにしたら、当たり前の事をお願いしているつもりでも、相手は、
「気にしすぎ。そんな神経質になってどうするの?さっきトイレに行った時洗ったからきれいだよ!」
とか毎回反論してきます。
受け取る側には「価値観を押し付けられた」となってしまったりするわけです。
こういう面倒さがあるので、結果的に仲良くなれる人は衛生観念が大きくズレていない人、という事になってきます。
お互いの、あーりーえーねーー!!!が一緒って事ですね。
ちなみに、わたしの苦手なパワハラ上司、トイレのゴミ箱をさわった後、手を洗わないで出て行ったり、トイレを使った後に指先だけ水で洗って髪に拭いて出て行ったりします。あーりーえーねーーーー!!!!
価値観の違いでびっくり!?排水溝と食器エピソード
職場のランチタイムにびっくりした話なんですけど、その日は女性のみで、「男の人が家事を手伝ってくれたけど、結局手間が増えちゃったエピソード」を1人ずつゆる~く話していて、わたしは「彼が食器を洗ってくれたんだけど、排水溝用のスポンジを間違って使ってしまったため、再度洗う事になった話」をしました。
何人か、わかる~と笑ってくれたんだけど、1人だけ、???な表情をしていて。
「あのさ、麻歩ちゃんって、家の中でそんな面倒くさいルールしいてるの?」
とN子さん。
どういう事かと話を聞いてみて内容を整理すると、
- いちいち排水溝掃除用と、食器洗い用のスポンジを分けているのか?
- うちではどちらも同じスポンジを使っている
との事。
内心、えええ~~!とは思ったけれど、驚いたリアクションは角が立つかもと思って、「気になりませんか?」とだけ聞いてみたところ、
「うちでは毎日排水溝を掃除してるから問題ない!キレイだから」
との回答が。
わたし的には、かなり抵抗あるんだけど…でも、違うルールで生活している人から見たら、わたしの習慣はかなり面倒で神経質に映るのかもしれない、と思った一件でした。
あとがき
いかがでしたでしょうか?
わたしの生活習慣について赤裸々に書かせていただきましたが、共感してくだっさった方、引いてしまわれた方、あるいはその両方という方もいらっしゃるかもしれません。
この場でどの生き方が正しい、間違っているという話は致しません。
ある程度の年齢の大人になって、好きなもの、嫌いなもの、我慢できる事、できない事は、そんなに変わらないと思うからです。
ただ、お互いにえええ~~!と思う価値観、衛生観念の感覚が近ければ近いほど、リアルでお付き合いした時に大きな摩擦が起きづらいのかな、と思いました。
その辺の感覚的なところで、無理をせずにお付き合いできる方が、生涯の友や家族になり得るのかもしれませんね。
そんなわけで、わたしも無理しないお掃除を続けていこうと思います。