友人カップルが別れた。
原因は食べ物。
わたしには、B男さんという友人がいて、彼がお付き合いを始めたという事で、A子さんを紹介された。
A子さんとは、何度かお食事した事があって、教養があってお育ちの良さそうな方だな、という印象。
うまくいっているとばかり思っていた2人がどうして…!?
今日は、そんな食べ物をめぐるカップルのお話です。
~目次~
食べ物に対する価値観
みなさんは、その日食べるものにはこだわる方ですか?
コスパ重視、質重視、嗜好性重視など、人によって基準は異なるでしょう。
ちなみにわたしは、エンゲル係数の高い家で育ったので、家では手料理を食べ、インスタントや駄菓子、ファーストフードなどは、実家にいた頃は食べさせてもらえませんでした。
自活するようになり、その日の食事をある程度自由に決められるようになってからも、そういった物は積極的に食べようとは思いません。
自炊中心、なるべく体にやさしいものを選択してはいますが、良いものばかり買ったり、自炊を厳守しようとすると、スケジュールや費用の面で無理が出てくるので、健康志向だけれど、嗜好性や楽さにも飛びつく、少し緩めの食生活をしています。
食事の選択
話をA子さんとB男さんに戻します。
A子さんは、食に対しての意識がかなり高い系。
前述したわたしよりもかなり厳格な感じで、オーガニック意外食べない主義でした。
対してB男さんはコスパ重視。
加えて転職活動中だった事もあり、食事にあまりお金をかけられない。
「オーガニックのレストランやカフェじゃないと嫌!」というA子さんと会うのが、徐々に辛くなっていったそうです。
費用の問題
デート費用の問題もあります。
B男さんは、自分が男性だという理由で、毎回A子さんの分の飲食代も支払っていたんだそうです。
でも、さすがに毎回はきつい。
そこで、「次は家で食べようよ?」とか、「たまには違う店にも行ってみない?」と何度か提案をしたそうですが、その度に、「私にオーガニックじゃないものを食べさせるなんてありえない!!!」とケンカになったそうです。
2人の選択
結局2人は別々の人生を歩む事になり、A子さんはアメリカに渡る事になりました。
アメリカって、嗜好性重視の食生活の人と、気を遣う方の差が激しくて、意識高い系の人は、根っこがついていない野菜は新鮮じゃないと言って食べず、定期的にオーガニックのファスティングドリンクでリセットしたり、専用のスーパーが充実しているからそこで食料を調達する、と聞いた事があります。
もしかしたらA子さんにとっては、アメリカに引っ越した方が生きやすいのかもしれませんね。
海外でやっていけるだけの力をつけるために、いいパフォーマンスができるよう、食べ物にこだわっていたのかもしれません。
あとがき
食べ物に関する考え方や、かけられるお金や時間は人それぞれなので、今回の件でどちらがいい、悪いというのはあまり言いたくないのですが、わたしもなるべくいい物が食べたいし、何を食べても太るリスクはあるから、できるだけ良い選択をしたいというのはあります。
でも、A子さんの場合、その費用を女性だから相手に出してもらって当たり前、というのは良くなかったと思います。
ただ、家柄からなのか、その日食べる物を決める時に、お財布の中身を気にする、という感覚が、天然でわからなかったのではないかと思います。
でも、食べ物に関する価値観が違うと、お付き合いを続けるのは本当に難しいですね。
友達なら、外食しよう!ってなった時に、お互いの食べたい物が違ったとしても、ケンカになったり、険悪になったりせずに、その日は譲ったり、話し合って決めたりしますけれど、お付き合いとなると、生活全般や、その後の人生がくっついてくるので、どちらか一方が我慢を強いられたり、または強いられていると思っていたりすると継続は難しい。
人間、ある程度大人になると、性格や価値観って、そう変わらないし変えられない。誰しも自分が貫いてきたライフスタイルを否定されると嫌な気持ちになりますものね。
A子さんは幸せになれたのかが気になります。