麻歩の、寝たり食ったり喋ったり

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長年の付き合いをやめようと思う時

 最近、約3年に渡って通っていた歯医者を変えた。

 

 突然歯が折れた時からお世話になって、本当に感謝していたけれど、ここ1、2年くらい通院すると嫌な気持ちになる事が増えた。

 

 あなたのここがなっていないから、この6万円の歯ブラシを買った方が良いよ!

 

 あなたのここが醜いから、こことここもインプラントにした方が良いよ!

 

 等々。

 

 毎回十万単位の金銭的負担を要求され、断るのもしんどく、毎回言われる度に、嫌な気持ちになっていました。

 

出会い 

 さて、数日前の話ですが、1週間ほど歯茎に違和感があり、いつもの歯科医院に行ったら問答無用で責められインプラントの1択を提案される事がわかっていたため、バイトの帰り道にある歯医者に、ダメ元で門を叩き、かかりつけの事は言わずに、歯茎を診てもらえるか尋ねたところ、「今空いているので良いですよ亅との事。

 

 突然来てすみません、と謝りながらお邪魔すると、歯に欠損があり、そこから知覚過敏が起きているのではないか、との事。

 

 お薬を詰めてその日は終了!だったのですが、びっくりしたのは会計時。

 

「1,200円です亅

 

 え!!!

 

 やっす!!

 

 安すぎない!?

 

 検査もしたはずなのに、安い!!!

 

 今までが今までだっただけに、2万円現金で用意していたから、びっくりしました。

 

 なんでこんなに違うの??

 

本当の気持ち

 長年の付き合いになると、縁を切るのに、すごく躊躇する事がある。

 

 お世話になったし、あの時良くしてもらったし。楽しかった時もあったし。

 

 等々、相手の良い面を見つけては、関係性をゼロにする事に強いためらいを覚えてしまう。

 

 お医者さんが言う事だから、素人は黙って従っておけ。

 

 そう、つい思考をストップしてしまう。

 

 でも、体は違和感を覚えている。

 

 動物病院で、突然納得できる理由の説明もなく頻繁な通院を義務付けられて、今現在病気ではないのに、震えて怖がって帰ってから落ち込んで食欲がなくなっているうさぎさんが可哀想に思った時。

 

 美容院で、前日ネット約できたからしたのに、次からは2日前までに予約して、必ずトリートメントも受けてくださいね!と言われた時。

 

 歯医者で今現在生活に困っていないのに、インプラントの真っ白な歯にした方が良いよ!15万、25万、30万、どの被せ物にする?と言われた時。

 

 わたしは、動物病院を変えて、美容院も変えて、歯医者も変えた。

 

 ここに書いていないネガティブな言葉も種々言われ、家に帰っても長期に渡って悶々としてしまう時間が増えたから。

 

 相手の言っている事の正当性は、価格に見合った価値は?そもそも、そこまでグサグサ言われる必要ある?等々。

 

 選挙が近くなると特定の政党に投票してくるように言ってくる人や、買いたくもない壺を売りつけてくる人、此れ此れが大変だから寄付するように、等々強要してくる人と付き合いたくないのと同じで、自分の懐事情や気持ちを無視した要求を押し付けてこられると、段々と冷静になってくる自分がいる。

 

 そう言えばあの時、笑ってやり過ごしたけど本当は傷ついていた。

 

 相手の事が好きだから合わせたけど、本当は嫌だった。

 

 前から思ってたけど、あの人、人の容姿の事いつも比較して言ってくるけど、あれすごく失礼だよね?

 

 人を好きになる、受け入れるという事は、自分の本当の気持ちが見えなくなる事なのかもしれない。

 

 嫌な事をされて冷静になって、傷つけられて我慢を強いられた過去の自分に気づく。

 

あとがき

 話を戻すが、歯医者を変えた事は結果的に良かった。

 

 もし、今回のような突発的な違和感がなければ、仙台市内にある大きなホテルのような歯科医院があると知ったので、面白そうだからそこに行ってみたいと思っていたのだが、今回お世話になった場所は、以前の歯科医院より自宅からずっと近く、しかも安く、治療方針を説明して保険か自費かはこちらが選択できる。

 

 インプラントをしていると、他院で嫌がられ、治療を受け入れてもらえない、という脅しのような事を言われた事もあったが、よく考えたら、そんな事言ってたら転勤族の人とか病院にかかれないよね。

 

 ただ、先に書いた美容院や病院も、すごく感謝して行くのが苦痛じゃなかった時も事実あった。

 

 でも、ここが最高!と思っていたベストが、いつの間にかマイベストじゃなくなった。

 

 これは、友人関係や恋人関係にも通ずるのではないだろうか。

 

 なんかこの人、最近人の気持ちを考えなくなってきたな。なんか嫌だな、と思う事が続いたら、わたしは理由を告げず、そっと離れる事にしている。

 

 こちらから連絡をしない。誘われても断る。返事をしない。あなたのここが嫌いだから縁を切ります、とは敢えて伝えない。自分の中では、もう関係者じゃなくなっているから。

 

 大体の人は、そこで空気を読めるのではないだろうか。

 

 新しい歯医者でも、通っていくうちに慇懃無礼な態度が目立ってきたら、やがて行かなくなるだろうとは思う。

 

 でも、これが都会の良いところ。嫌なら同じ業態の企業は、他にもたくさんあるのだ。

 

 お金払ってまで不要なストレスを受け続ける必要ないよね。

 

 わたしが友達なら、そうアドバイスする。

 

 社会で生きていくため、不快な思いをして我慢しなければならない場面は多々あるが、自身の成長につながるわけでもない、社会のルールだから従わなければならない、というわけでもない苦痛なら、精神を壊してまで耐える必要はないのではないだろうか。

 

 10、0で必ずしも割り切れるわけではないから、これで良かったのだろうか?と思い返す事はある。

 

 変えた事で、何か重大な事を見落としたり、フラグを立ててしまったのではないか、と考えたりもする。

 

 でも、ここ1、2年の悩みが消え、スッキリした気持ちの方が強い。

 

 人間関係と同じで、医療もアップデートなのかもしれない。