前回までのあらすじは…
「こんなの、小学生でもできるのに!検査!やって!いいですかっっ!!!!」
病院で威圧的な女医に怒鳴られながら検査を受けたわたし。
「あなたは病気ではないから経過観察。また3ヶ月後に来て」
と言われたものの、その後も体調が優れず、そろそろ3ヶ月経つのだけど、正直、もう行きたくないなぁ~~~~。
具合悪くて病院に行っているのに、イライラした態度で怒鳴られるし、検査も乱暴で、めちゃくちゃ痛かったんですよ。
でも、気になる症状は、放っておけない。
数日悩んだ結果、「ホテル並の対応」と、ネットでの評価が高い病院に、電話をしてみる事に。
当日だったにも関らず、予約が取れて、
「予約の時間で順番でお呼びしますので、時間ちょうどではなく待ち時間が発生しますがお時間よろしいですか?」
と気遣いの一言も。
これが、一流の対応か…!!
驚愕するわたし。
今日は、そんな、「ネットで対応を評価される病院に、実際に行ってみた結果」という内容でお送りします。
~目次~
オシャレな雰囲気
中に入った瞬間、また驚愕した。
ここは…エステ?
病院と言えば、無機質な壁にリノリウムの床、が定番だと思うのですが、凝った内装、お洒落なインテリアで溢れていた。色鮮やかな椅子や、お花、絵画とか。これを考えた方は、きっと美しいものが好きな方なのでしょう。
人気の病院なのか、待合室はいっぱいで、場合によっては座れない時もありましたが、ドリンクバーみたいなのがあったり(本当すごいな)、院内は撮影禁止のため画像は上げられないのだけど、フラッと入ってきたら、病院とは思えない荘厳さ。
ふと不安になった。
ここ、保険診療だよね?保険診療だよね?もし適用外だったらどうしよー!(そこ、事前に確認にしていなかった)
でも、保険診療ですか?実はあまりお金持ってないんです~って言いづらい。その質問、結果によっては無駄な労力かもしれないし、会計時に足りなかったら名刺を渡してATMに行かせて下さいって言えば大丈夫かなぁなど、ぐるぐる考えて、言わずに普通に受付する事にした。
痛くない検査
前回暴言女医をキレさせる結果を招いてしまった、とある検査。
あまりの乱暴っぷりに、反射的に避けてしまって、女医さんをキレさせてしまったんだよね。だけど…
「今から○○を検査するんですけど、すごーく痛いと思うので、始めに麻酔をしますね」
ん?
前回麻酔なんてなかったぞ。
もしかして、暴言女医わざと?ドSなの?何なの?
混んでいる病院だったので、世間話はあまり歓迎されないと思ったから、前の病院でどうのこうの、という話は一切伝えていない。
新患です。気になる事があります。よろしくお願いします!としか言っていないし、事前に、「あなたは痛みに弱いですか?」などと問診表で聞かれる事もなかった。
この病院で、この検査をするなら事前に麻酔をする、という流れになっているようだった。わたしだけ特別対応というわけではない。
麻酔が効いて、検査。
何が起こっているかはわかるし、検査だからどうしても、不快感は、ある。
でも、痛いのはほんの一瞬で、後を引かなかった。
説明するなら、前の病院の時は、「ギャアアアアア!」って感じで、新しい病院は、「イテテテテ…」て感じ。
全然違う!!
大病院Aと、個人病院Bの違い
以下、暴言女医のいる病院を、大病院A,今回お世話になった病院を、個人病院Bとして話を進める。
暴言女医はドS?わざと?
大病院Aでは、検査の際に、どこを、何のために調べるのか説明のないまま、いきなり検査器具を突っ込まれて、苦痛と恐怖で反射的に避けてしまった所、キレられた。そしてめちゃくちゃ痛かった。
個人病院Bでは、検査の際に事前の説明と麻酔があった。検査は痛みが少なく、恐怖はなかった。
大病院Aで麻酔をしなかった理由だけど、面倒くさかったのか、こちらに気を遣って医療費を安くしてあげようと思ったのか、麻酔はできない又は毛嫌いしている女医さんだったのか、専門家でないので何とも言えない。
もしかしたら、お若く見えないだけで実はルーキーで、仕事に不慣れな方だったのかもしれない。会社員や主婦などを経て大学に入る方も少なくないから、あり得る。
あと、あまりこういう考え方はしたくないけれど、社会に出ると、自分より1歳でも若い女性がいると、いじめないと気がすまない性格の人がごく少数いる。わたしは気が弱そうに見えるらしく、日頃のストレス発散に、とそういう人に当たってしまったのかもしれない。
ご自身の経験や、昨今のニュース等を思い出してほしい。
「先生」と呼ばれる人は、必ずしも人格者ではない。
弱い立場の者を、面白がって叩いたり、家族を平気で裏切ったりする人もいる。(いい人の方が圧倒的に多いけれど)
わたしも、小学校の先生や、習い事の先生に、今だったら○○ハラスメント!って問題になる事、たくさんされたしね。
真相はわからないけど、大病院Aでの出来事は、適切ではなかったと思う。
こんな風に第三の目が開いて邪推してしまうから、グリーフシードが真っ黒に染まる前にわたしは逃げようと思う。もう大病院Aとは関らない。
子ども多い。誰も泣いていない
次に、個人病院Bの良かった点をあげていく。
ここの患者さんは、子どもからお年寄りまで、幅広い年齢層の方がいたけど、とりわけ中学生以下の小さな子が多いのが目についた。
で、検査や診察は、楽しいものではないはずなのに、子ども達は皆笑っていて、誰一人ギャン泣きしていなかった事に驚いた。
親御さんは、怖い先生のところには、あまりお子さんを連れて行きたくないだろうから、小さな子が多い=行くのが易しい、優しい先生、と解釈できる1つの目安になるかもしれないと思った。
スタッフさんいっぱい、丁寧。
こちらの病院では、スタッフさんの数が多く、1つの事をするのに、話しかけてくれるスタッフさんが都度違っていて、細かく分業されているのかな、と思った。
マニュアルで決まっているからなのか忙しいからなのか、たまに早口で聞き取れない方や、謎のルールを言われて戸惑った(同じ待合室の中なのに、この席は読書してもいいけど、ここの席ではしないで下さい、など)けど、感じの悪い方は1人もいなかった。
元々お育ちの良い言葉遣いの綺麗な方だけを雇っているのか、しっかりと教育体制が敷かれているのだろう。医院長先生のこだわりを感じた。
先生に、ありがとう
受付時間を過ぎてから、「薬をください!」と、救急でないのに入ってきた患者さんに対して、先生が怒っているところを目撃した。
「次からこういう事のないようにして下さい!」と誓約書のようなものを書かせていました。
誓約書?と、病院暦の長いわたしも初めて見て、ちょっとびっくりしたり。
でも、患者さんの人間性を責めるのではなくて、他の患者さんの待ち時間が長くなるから、という根拠を述べていたので、患者さんにできるだけ快適な病院にしたい、という院長先生の強い方針なのだろうと思った。
結局わたしは大きい病気ではなかったのだけど、苦痛の少ない検査をしてくださり、こちらの質問に対して、生まれつきの体質で、努力で変えられない部分と、一時的に数字が良くないけど、これからの行動で変えられる部分を、はっきりと、優しい口調でお話していただいた。
大病院Aの女医さんのように、質問は一切させない、怒鳴って話を遮るといった事はなかった。
常備薬の数が増えて正直面倒なのだけど、信頼できる病院を見つけられたので、これから先生の言う事を聞いて、治療を続けていこうと思う。
あ、ちなみに、お会計は保険診療だったみたいで安心しました。