わたしが会社の昼休みを他人と過ごすのが嫌いな理由
わたしは、会社の昼休みを他人と過ごすのが嫌いだ。理由は主に3つ。
- 理由あって、人よりも食べるのに時間がかかってしまうのと、それが努力等で改善する見込みがない事。心無い人にそれを指摘されたりすると疲れてしまう
- 仕事で嫌な事があった時に、それをランチタイムまで引きずりたくない
- その場にいない人の悪口に同調したり、自慢話に好意的なリアクションを取るのが苦手
以下に、これら3つについて詳しく述べていく。
~目次~
昼休みが短すぎる
まず1についてだけど、日本の昼休みはイタリアと比べて短すぎると思う。
イタリアの昼休みは基本3時間。
都市部など、最近では外国企業に合わせてもっと短いところも増えてきているそうですが、家に帰って手料理を食べたり昼寝しても余りそうなくらい、長いですよね。
日本では、基本1時間しかない上に、なぜかどこもかしこも12時に取る。
だから、飲食店に行けばどこも混んでいるし、弁当を持参してレンジで温めようとすれば行列、社内食堂を利用しようと思えば席が取れないから、その分のタイムロスで1時間まるまる食事に使えない。
役所に習っているのだと思うのだけど、もういい加減古い考え方だから、個別に1時間取らせるように変えればいいのにと思う。その方が各所の混雑も解消されて、会社員も、飲食店の方も快適になるだろう。
休憩中に嫌な気分をひきずりたくない
わたしが個人行動をするようになったのは、パワハラが原因。
わたしはストレスで食欲がヒュンとなるタイプなので、人格否定される日々が続き、食べること、話すこと、生きることに、支障が出るようになってしまった。
嫌な気分のまま嫌な人と一緒に昼休みに突入しても、笑えないし、食べられないし、嫌な気分の延長戦が始まって、嫌な気分のまま午後に突入する。気が休まらなかった。
本当に限界だったので、逃げるように個人行動を取るようになり、今に至る。
悪口や自慢話が不快でしかない
わたしが女子トークで最も苦手なものかもしれない。
さっきまでその場にいた人が席を立つと、急にその人の悪口大会が始まる。しかも、わたしにパワハラしてきた上司が率先して始めるのだ。
わたしは、愚痴は言うけれど、恨みのない人の悪口は言わない主義なので、同意を求められても、「えぇ?そうなんですかー?」みたいな感じで絶対に同調しないから、そういう部分が上司からしたら可愛くないのだろう。
自慢話もそう。
明らかに人を見下して、傷つける目的で喋っている人に対して、「すご~い」「わかるぅ~」「うらやましいですぅぅ」みたいなのができない。
社会人としては、そういった人に上手く同調して好かれた方が正解なのかもしれない。
でも、嫉妬で狂っている人に共感するのが空気を読む社会人の行為なら、わたしは社会不適合者で結構だ。
食べ方色々
さてさて、いつもは賞味期限ギリギリの弁当や、前日の残り物を持参して安く済ませていたけれど、会社にいられなくなったからどうしようか、と食べる場所を試行錯誤した結果を挙げていく。
トイレ
「便所飯」って言葉を近年聞くようになったけど、ごめんなさい!わたしにはどうしても性格的に無理でした!!
行く事はできるけど、どうしても「食べる」という行為をそこでする事はできませんでした。
なので、悩んだ末、最初は会社のビルがある壁と塀のすき間や、貯水タンクの横などで食べていました。
もちろんテーブルなんかありませんから、サラダなど複数のおかずを食べたいところですが、バッグを片手にひざの上で食べたり、片手で食べられるサンドイッチやおにぎりなどを、人に見つからないように歩き回りながら食べるしかありませんでした。
やがて進入したのがバレたのか、貯水タンクの横に行ける通路が封鎖されたので、ここはもう使えなくなりました。
外
公園などの開かれた場所の事です。
お天気が良い日に、自然を見ながら青空給食のような事をするのは楽しいです。たまになら。
メリットは、植物を見ながら食べると癒しになる事。
デメリットは、外なので、季節によって、熱射病の危険、手がかじかんで箸がうまく使えない、花粉や紫外線の悪影響をもろに受ける。
それと、髪の毛が長い方だと、風が吹くと口元に髪がバサバサ、バサバサっとなって、髪をまとめるものがないと気になって食べづらい事です。
飲食店
これは、カフェ、ファミレス、チェーン店などでお一人様をする事です。
メリットは、テーブルも椅子もあるから気候の影響を受けず落ち着いて食べられる事。
デメリットは、イベント等と重なると混んだり利用自体ができない場合もある事。あと1番は弁当持参と比べてお金がかかる事です。
番外編として、数が限られますが、コンビニやショッピングセンター内にイートインを設けているところもあります。
1人昼休みで得られるメリット・デメリット
まずメリットから。
普段パソコンやスマホを酷使している方なら、1人になって周りの目を気にしなくてよくなるため、体全体の疲れや、目を休める事ができます。
たとえ10分でも、目を閉じる時間をお昼にもつと、午後のパワーが全然違ってきます。
また、語学や資格取得のための勉強をしている方なら、この1時間はボーナスタイムです。
移動時間は聞き流すだけの教材を流せば無駄がないですし、お昼の時間帯だと、ちょうどNHKさんがラジオで英語の番組を無料でやっているので、スマホの方はぜひ。
それからデメリット。
ズバリ、KYと言われること。
みんなで食べるのが当たり前、という会社で個人行動を取ると、「孤立しないで!」「1人なんてかわいそう…」など、風当たりは強くなります。
ただ、昼休みは労働時間ではありません。基本どこでどんな風に過ごそうが、時間内に戻って仕事ができる状態にしていれば問題ありません。
強制的に行動に加えようとすると、別途賃金が発生したり、明確な根拠がなければ許させませんので、労基法を守っている会社であれば、「じゃあその分の賃金を下さい」と言えば何も言ってこないはずです。
そんな事言えない…という人は、「健康のために散歩もかねてます」とか、「家族の世話をしていて、この時間に電話をするんです」とか、「家が近いから節約のために帰ってます」とか、バレない範囲で方便を用いればいいと思う。
体壊しそうなくらい追い詰められている人は特に、逃げる事は役に立つと思う。
トータルで得
いかかでしたか?
昼休みが嫌で仕方ない社会人の方に、こんな乗り切り方もあるよ、という1つの方法として書かせていただきました。
「嫌な事がある→すぐ転職」と、できたらいいけど、それができる人はごく一部だと思います。
昼休みさえなければ、他の嫌な事はお給料の範囲内と思って我慢できる、という場合には有効な手段かもしれません。
初めて1人で外出した時の開放感ったらないですよ。
風が気持ちよくて、たーのしー!って、なりますから。
わたしも最初色々言われましたが、毎日当たり前のように外出するようになってから、誰も何も言わなくなりました。
1時間弱、有効に使える事で、語彙もだいぶ増えましたし、いくつかの資格取得に成功したので、いざとなったら自分で何とかするからいいや、と心の余裕も生まれました。
また、私的な部分に立ち寄らなくなった事で、余計な情報が減りストレスが少なくなりましたし、逆に仕事上の「報・連・相」が言いやすくなりました。
もちろん、昼休みが一番の息抜き、という方や、周りに一緒に仕事ができて光栄だと思える先輩達が溢れている、という方は、その環境を存分に活用なさるとよいと思います。
なんにせよ、自分はこういうキャラ!というのを、ある程度周りに理解してもらえれば、少しは軽くなるのかな、と思います。