麻歩の、寝たり食ったり喋ったり

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エイジハラスメント?個人情報流出!?バイトの面接でビビった話

 今の職場に採用される前に、いくつかアルバイトの面接を受けていた。

 

 インターネットから応募したのだが、その際に、怖くなった事があったのでご紹介する。

 ネットストーカーのイラスト(男性)

平均年齢24歳なんすよぉ〜

 入ってきたのは、ネルシャツにジーパン姿の若い兄ちゃん

 

 カジュアル過ぎるけど、まぁ、服装じゃないしな、やる事やってれば、他は自由って事なんだろうと思っていたら、会って早々、

 

「うちって平均年齢24歳なんすよ〜」

のジャブ。

 

 若い人以外いらないってこと?いきなり失礼じゃないか!?と思いつつも話を聞き続ける事数分。

 

 現在大学に通っているという話をわたしがすると、

 

「やってるのって、◯◯学とかっすかぁ?」

 

 

 怖くなった

 

 応募フォームには、名前や年齢電話番号などの最低限の個人情報しか入れておらず、大学名は入れていないし、この時点ではまだ言ってもいない。

 

 例えばわたしがテニスラケットを持っていて、テニス部ですか?と言われるなら状況的にまだ理解できるが、所属が分かるようなものを一切持っていない状態で、ピンポイントで専攻を当ててきたので、大きな違和感と気持ち悪さを覚えた。

 

されないテスト

 面接には、タイピング速度を測るテストをやります、と電話で事前に話があったが、突然

 

「タイピングテストはやらないんで」

と兄ちゃん。

 

 え?今話しただけで何がわかんの!?

 

 タイピングは結構得意なので、ここで速さと正確さを見せることができれば、他の応募者よりも採用に一歩近づけると思っていたので、ちょっとがっかり。

 

 時短なのかなぁ?と疑問に思いつつも、履歴書を提出する。

 

 するとまた兄ちゃんが、予想外な質問をしてきた。

 

インターネットとかってやります?

 え?

 

 今時、やらない、やったことがないという人の方が珍しいよね?パソコンに興味があるか、どのくらい使えるのか探っているのかもしれない。

 

「やります」

と答えるわたし。

 

「インターネット掲示板とかは?5ちゃんとかってわかります?」

 

 なんだこの質問。

 

 ネットに機密を書き込んだりしないか見てるのかなぁ?

 

「掲示板はやりませんが、意味はわかります」

 

 その後も、コンテンツ制作会社や、インフルエンサープロデュース会社ではないのに、インターネット歴や、どんなサイトを見るか、好きなYouTuberなど、採用に関係ある?と疑問しか残らない質問がたくさん続いた。

 

 アニメを見る大人が嫌いだから、オタクを切ろうとしているのだろうか?

 

 よくわからなかった。

 

本人特定の恐怖

 数日して不採用のメールが来たが、何だったんだあの会社、と憤りと同時に、今でも気持ち悪さを覚えている。

 

 なぜこの話を書いたかと言うと、某大手会社が、応募者の内定辞退率を AI により算出し、企業に売りつけていた問題で 、応募者にアンケートを書かせ、無断でCookie を使用し個人を特定していた事が発覚した、というニュースを見たからだ。

 

 クッキーは、本来は便利なもので、以前に入力した内容をパソコン本体に保存する事で、通販で買い物する際に、毎回住所をなどを入力しなくてもよかったり、過去の閲覧履歴から、関連性のある情報を表示し、消費者に有益な提案をしたりする便利なものだ。

 

 もちろん、企業側はこの情報を利用し、購入につながりそうな広告を挿入したり、年代別の集計を取ってビッグデータとして販売・活用しマーケティングに活かしたりしてビジネスにしてはいるが、それはあくまで、個人を特定しない形で情報収集するよ、という前提になっている。

 

 でも、今回の件のように、利用者が本人特定に同意していないにも関わらず、こっそり本人特定されているとしたら…。

 

 この応募フォームに入力してきたユーザーは、よくこのサイトを利用し、この商品を購入し、この動画を再生しながらこのブログを運営しています、などとあちらに筒抜けだったとしたら… 

 

 怖くないですか!!??

 

 もちろん、見られて警察のお世話になるような、やましいことはないのだけど、あえて宣伝して歩きたくないこと、こっそりと済ませたいことなどもあります

 

 多数の学部があるのに専攻がバレたのも、この企業が勝手に閲覧履歴を覗き見したとしか思えないのです。

 

 全て憶測に過ぎませんが、そう考えると個人ブログやってる奴なんか、ネットに何か書きそうだから不採用にしておこう、だから実技試験も省略でいいや、話だけ少し聞いて後は帰そう…こう考えると辻褄があうのです。

 

年齢で対応を変えるのは×

 平成19年10月から企業は採用の際に年齢制限をかける事が禁止になりました。

 

 子役の募集、女性専用エステのエステティシャンなど、一部の例外を除いて、企業は採用の際、年齢や性別を理由に不利益な取り扱いをすることはできなくなりました

 

 若い女の子の方がいいな〜、など、心で思っても口で言ってはいけない事になっています。

 

 なので、残念ながら根本的な解決に繋がっていないケースも多く、国から怒られるのを回避するために、企業側は採用する気がない人に面接の機会を作って、差別してませんよとアピールするために、応募者・採用者両者の時間を無駄にしています

 

 その年齢・性別じゃないと務まらない仕事って、そんなにないと思うんですけど。

 

 20代はよくて、30代、40代がダメ、というのがよくわかりません。何か明確な根拠はあるんですか?と問いただしたくなります。

 

 ちなみに、年齢を理由に差別を行うエイジハラスメントに関しては、内館牧子さん原作、武井咲さん主演のこちらのドラマが非常にわかりやすく面白いのでオススメです。

 

 エイジハラスメント以外にも、こんなのがハラスメントになるよ〜という教科書のようなドラマです。

 

 毎回色々な事が起こるので、画面に向かって何でだよ!とかツッコミたくなってしまいます。

 

あとがき

 件の会社ですが、上場を狙っているという噂があったのですが、一投資家として、お前の所の株は断固として買わん!という強い信念を持っています。

 

 年齢という、努力で変えられない数値で差別するのは絶対ダメです。

 

 この一件依頼、怖いので就職のためにネット応募する時は、必ず閲覧履歴をCookie込みで完全削除してからするようになりました

 

 ほとんどのサイトからログアウトしてしまうので、大変不便なんですけどね、でもだって怖いもん!

 

 ネットにあれこれ書かれたくないと思うのなら、企業側は書かれたらまずい事をやらないという事を徹底していただきたいなと思いました。