はじめに
重版出来と書いて、何と読むかわかりますか?
「じゅうはんしゅったい」と読みます。
みなさんは読めましたか?
ちなみに私は読めませんでした。
出版物が増刷されることを指していて、「出版業界の全員が幸せになれる言葉」なんだそうです。
既にご存知の方も多いかもしれませんが、今日は最近見て面白かったドラマを紹介したいと思います。
~目次~
出版業界の裏側に迫る
本作品は、一言で言うとお仕事ドラマ。
一般人があまり知ることのない、出版業界の裏側に深く迫ったものです。
作品ができるまでの、漫画家さんや、そのアシスタント、編集者の苦労や、本を発行する際の部数の決め方や、書店での展開の仕方など、実に多くの人が関わっていることがわかります。
読まれなかった本たちのことも。
一般人にあまり馴染みのない言葉は、作中できちんと説明してくれます。
応援したくなる、黒沢心ちゃん
この物語の主人公は、黒木華さん演じる新入社員の黒沢心ちゃん。
陽キャでコミュ強なんだけど、押し付けがましいところがなく、計算なしの人たらし。
先輩社員にちょっとした嫌味を言われても、
「◯◯さん、教えて下さい!」
と、返す様子はさすが。
社会人として見習わなければならない。
時には誰かと衝突したりもするけれど、前向きに頑張る素直な女の子で、見ていて気持ちがいい。
彼女が入社した事で、先輩のベテラン社員達が忘れていたものや、ある日捨ててしまった何かを、思い出させたり、道を切り開く鍵になっていく。
見どころや、個人的に面白いと思ったところ
まず、編集部の方々のハンパない原作の再現率は言うまでもない。
演技派で、ハマリ役の方ばかりだ。
面白いなと思ったのは、坂口健太郎さんの配役。
ドラマ、東京タラレバ娘で、ドSのイケメン的クールな役どころだったのに対し、今回はそういった要素を一切出さず、全く真逆のキャラクターを見事に演じられていて、役の幅の広さに驚いた。
ゲスト出演で、ヒャダインさんと最上もがちゃんがご自信の持つ雰囲気を生かした意外な役で登場される部分にも注目です。
オススメです
マンガが好きな、どの年代の方におオススメできるドラマです。
漫画村の閉鎖などが最近話題になりましたが、今の時代、娯楽がそこら中に溢れすぎていて、皆がお金を出すところが分散されているから、本1冊買ってもらうだけでもかなり大変ですよね。
作品を生み出すだけでも大変なのに、その状態を維持するのって、並大抵の事ではないです。
好きな作品がずっと読めるように、これからも、良いと思うものは積極的に応援していこうと思います。