麻歩の、寝たり食ったり喋ったり

社会人のコスプレをしながら暮らす、スーファミ世代の明るい引きこもり投資家のブログです。当ブログは、広告やプロモーションを含む場合があります。

スポンサーリンク

住んでみたいタワマンと、絶対に住みたくないタワマン。対照的な名作2作品から環境を環境を読み解く

 ここ1年、賃貸住宅の階下の住人からの嫌がらせに悩みながら生活してきたわたし。

 

 ふと閃いたのですが、仮にタワマンに何らかの形で住むことができれば、今悩んでいる事は全て消えてなくなるのではないか

 

 いや、そんなに甘いものではない。きちんと調べてから行動に移そう!と決意したので、実際にタワーマンションを借りて住んでいる人や、買って後悔した人のブログなどを読み漁りました。

 

 豪華な設備、24時間ゴミ出しなど、便利な反面、住んでいるフロアでマウントを取るいじめや、意外に子供の声や足音がうるさいなど、外からだとわからない視点をもっと知りたくて、他にどんな困り事があるのだろうかとタワマンを舞台にした作品を見て、楽しみながら勉強させて頂こうと考えました。

 

 今日は、その中で本当に面白かった2作品を取り上げてご紹介しようと思いますので、よろしければお付き合いください。

砂の塔〜知りすぎた隣人〜

 1つ目は、菅野美穂さん主演のドラマ、「砂の塔〜知りすぎた隣人亅です。

 

 菅野美穂さん演じる主人公の高野亜紀と、ココリコ田中さん演じる夫の健一は、庶民でありながら、頑張ってタワマンを買い、家族で引っ越してくる。

 

 ホテルのロビーのようなエントランスや、子供たちの遊び場や図書スペースやバーなど、豪華な設備に心躍る高野一家。

 

 これから子供たちと、安全で楽しい暮らしが保障されていると思いきや、最上階に住む横山めぐみさん演じる寛子に目をつけられ、嫌がらせの日々が始まる。

 

 マンション内には他のママ達も暮らしているが、皆寛子を恐れて顔色を伺っているような状態だ。

 

 これだけだと、ただのタワマンいじめドラマのように聞こえてしまうかもしれないが、それだけではない。

 

 主婦の奮闘劇と並行して、マンション周辺で子供たちが行方不明になる事件が勃発しているサスペンス要素のあるファミリードラマになっている。

 

 さまざまな人間が集まるタワマンには、困ったときに手を差し伸べてくれる松嶋菜々子さん演じる美人で完璧なフラワーアレンジメントの先生、弓子がいて、周囲の奥様方と交流はあるものの、群れる事はせず、とてつもなく莫大なお金を持っていると言うこと以外、謎に包まれている。

 

 また、EXILEの岩田さん演じる、亜紀の過去を知り助けになろうとする幼馴染の航平や、仕事で上司に嫌味を言われ追い詰められていく夫の健一、マンション周辺で起こる不可解な出来事など、最後まで見ないとわからない謎がたくさん詰まっている。

 

 

 便利で豪華でテレビで特集を組まれるくらいの建物に住むことで、セキュリティの高さによる安心感やステータスは得られるものの、そこに住んでいる事を妬む人もいたり、ママが嫌われると子供も友達ができないなど、マンション内の独自ルールのようなものに縛られたり、住んで居る人の経済力は高いけれど、心の平穏はなく、皆常に大なり小なり仮面をかぶって嘘をついていて、常時監視されているような息苦しさを感じました。

 

 主人公の亜紀は、次々と心が引き裂かれるような辛い体験をするけれど、正しい母親であろうとする姿勢から、家族とぶつかったり、涙を溜めながらこぼさないように堪えて家族をま守ろうと立ち向かっていく菅野美穂さんの演技が素晴らしかったです。

 

200m先の熱

 変わってこちらは桃森ミヨシ先生の漫画になります。

 

 両親の残したタワーマンションに住みながら和裁士として仕事をする主人公の吉家紬ちゃんが、元カレの真霜くんや、同じタワーマンションに住む平良さんと三角関係に発展し、恋に仕事に奮闘する恋愛マンガでありながら、お仕事マンガでもある痛快ストーリーです。

 

 異なるタイプのイケメン2人からモテまくる主人公の紬ちゃんですが、とにかくこの子の性格が良すぎる!

 

 同じタワーの住人から「地味女」と揶揄されたりしますが、清純で、真っ直ぐで、頑張り屋さんなんですよね。

 

 普段恋愛には全く興味のないわたしですが、可愛さを笠に着て、弱さを武器に男性に庇護される生き方を選ぶことをせずに、自分の力で生きていこうと、学ぶ姿勢を忘れない、真面目で謙虚な子だから応援したくなっちゃます。

 

 見た目が幼く見える平良さんは、酸いも甘いも噛み分ける大人の男性…ではありますが、本当にピュアな部分であったり、人に言えない過去を抱えていたりしますし、近所に住んでいる真霜くんは、努力家で完璧で優秀な俺様系ツンデレ王子キャラかと思いきや、かなり拗らせた人だったりして、両者とも色々な意味でギャップがあります。

 

 24時間ゴミ出し可能であったり、1階に降りればすぐにスーパーがあったり、免震・耐震機能を備えた高級タワーマンションでの快適な生活や、管理組合の役員に選ばれた後の緊張や役割分担など、コミックスの題材としてはあまり見ない特殊な環境が見られて勉強になります。

 

 平良と真霜、どちらが良いか、女子トークしたら意見が分かれそう(笑)

 

 Twitterの広告から試し読みしたのですが、面白すぎて続きが気になり、最新刊まで一気買いしてしまいました。

 

 5巻で実在する静岡のオーベルジュ(泊まれるレストラン)も出てくるので、聖地巡礼するのも良さそう。

 

 勇気をもらえたり、良い気分になれるので、寝る前やちょっと疲れていて元気を貰いたい時に読むのも

 

 

あとがき

 タワマンは、建て替え費用が大変だとか、人が多すぎて、総会の話し合いがまとまらないなど、悪い話も聞きます。

 

 それも事実の一部でしょうし、逆に人が多いからこそ、大金が集まり、設備の充実や、その場凌ぎでない修繕がなされたりと、良い面もあると聞きます。

 

 昔、大手企業に勤めていた時、とにかく社員の数が多いので、従業員同士で、友達または恋人のような深い関係の付き合いを望む人も、あくまで仕事中は仕事のみで、業務上必要なやりとり以外はしない人も、どちらも尊重されていて、互いに非難されることもありませんでした。

 

 人が多いと、面倒くさかったりトラブルになる場合もありますが、必然的に多様性を認める環境が生まれるため、1人で気楽にやるも良し、気の合う人とだけ仲良くするのも良し、合わない人とは距離を取ることもある程度許されます。

 

 自分なりの逃げ場を作りやすかったりするので、少ない人間関係で密な環境が自分に合わず、追い詰められる可能性は低くなります。

 

 ある意味楽なんですよね。

 

 ただ、大きな買い物ですので、隣人がモンスター住人だった場合、引っ越すことも難しいと思います。

 

 気になる方は、まずは分譲賃貸で自分に合うかどうか試してみるのもいいかもしれませんね。

 

 便利で最高だと思うかもしれませんし、高い管理費を払っているのに、スパやジムをほとんど使わなかったなど、ご自身のライフスタイルに馴染むか低リスクで実験できると思います。

 

 わたしはまだまだ、マンションを買える位の資産はありませんが、選択肢の1つとして候補に入れようと思っています。