麻歩の、寝たり食ったり喋ったり

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永遠など、ないのだなぁと思った話

騒音不動産

 今年の夏は大変でした。

 

 真下に騒音一家が引っ越してきて、朝も夜も大騒ぎ!

 

 ベランダでタバコをふかし、窓全開で赤ちゃんを大泣きさせ、管理会社を通して注意をすると、土足で歩いているのかと思う位、バタバタと足音を立てたり、窓や網戸バンバン、深夜に奇声を発するなどの迷惑行為を繰り返しました。

 

 挙句、隣の敷地に住んでいる世帯も騒音一家で、窓全開で朝の5時〜6時に家族で追いかけっこ、歌う、奇声を発しながらのらのファミリードタバタを聞かせられるため、わたしと同じ賃貸に住んでいる、いくつかの部屋の方が、ドタバタが始まるたびに「うるさい!!」と叫び対抗するかのように窓や網戸をバンバン閉める音が続き、ちょっとしたカオス状態でした。

少し前までは平和

 今の騒音一家が越してくる前までは、平和でした。

 

 1つ前に住んでいた学生の方はは、夜中に大声でゲーム実況のような声を出す迷惑行為をしましたが、管理会社を通して注意してもらったら改善してくれました。

 

 その前に住んでいたおじさんは、話し声や物音はするものの、許容範囲内で、早朝や深夜に騒ぐ事は絶対にありませんでした。

 

 わたし自身、集合住宅に住んでいるので、無音でなければ許せないわけではありません。

 

 ただ、頻繁に睡眠時間を奪われたり、聞きたくない相手のプライベートを一方的に聞かせ続けられるのは苦痛で仕方がありません。

 

 物事には限度があります。

 

子供の頃の体験

 そこで、ふと気がついたことがあります。

 

 わたしの実家は田舎で、公園の近くの持ち家だったのですが、子供の声がうるさいとか思ったことがありませんでした。

 

 家と家の距離がかなり離れていたからだと思います。

 

 ですので、騒音やタバコの煙なので、苦情を言ったことや、我慢して飲み込んだ経験がありませんでした。

 

 明るい時間帯ですが、ピアノをガチでやっていた時期があり、1日8時間以上弾いている日も少なくありませんでしたが、ご近所から苦情や嫌みを言われたこともありません。

 

 実家にいた時は、CDをかけて普通に歌っていましたし、親友の家はもっと大きくて立派だったので、よく2人でラジオ番組の収録のようにカラオケ音源を流して歌ったものを録って遊んでいましたが、周囲の大人から怒られた事は1度もありませんでした。

 

 隣の家と、実質的な距離があったからだと思います。

 

 おそらく、わたしがうるさいと感じている騒音の多くは、田舎の一軒家ではほぼ許されるけれど、地価が高いせいで密集した都会の住宅地でやれば迷惑行為に変わるのだと思いました。

 

 原因は距離!

 

田舎の悪いところ

 もちろん、環境が全然違うので、都会で田舎と同じように近所との距離をとって住宅を建てる事は、不可能でしょう。

 

 また、田舎は田舎で悪いところもあります。

 

 家同士の物理的な距離はあるものの、住人同士の距離が近く、いつどこに誰といた、どんな服を着ていたなど監視されプライバシーがないことも、日常。

 

 病院、求人、賃金が少ない。遊ぶところも少なく、どこかへ出かければ必ず知っている人間に会います。

 

 これは、人間関係が面倒くさい、内向的な人間にはしんどいです。

 

 ただ、実家を離れて集合住宅や共同生活を体験して、自分の育った住環境は恵まれていたことに気が付きました。

 

家が欲しいけれど…

 そんなわけで、家に帰ってきてストレスが溜まる生活とおさらばするため、引っ越しを希望しています。

 

 将来的には賃貸ではなく、自分の家を持ちたいと考えています。

 

 ただ、清水の舞台から飛び降りる、大きな買い物。失敗はできません。

 

 無理をして買った戸建の隣がゴミ屋敷だった。

 

 最高の環境と思って手に入れたマンションの上階がモンスター住人だった。

 

…なぁんて悲劇は絶対に回避したいところです。

 

 失敗をしたくないですが、調べれば調べるほど分からなくなってきました。

 

 老後のことを考えれば、住宅ローンの支払いを終えた持ち家を持っていったほうが、年金からの出費は少なくて済みます。

 

 ただ、持ち家だと固定資産税がかかりますし、分譲マンションだと、それプラス管理費や修繕積立金もかかりますが、修繕などは得意でなくても管理会社にお願いできます。

 

 賃貸だと、周辺がブラックだった時に引っ越しすることで解決できますが、高齢になればなるほど住宅が借りづらくなるのは事実ですし、家計における家賃の割合が高く不安もあります。

 

何にお金を払うのか

 複数の方の書いた本を読んで、わたしが辿り着いた結論は、自分で家を建てても、マンションを買っても、賃貸であっても、それぞれの出費を足すと、最終的に出ていくお金はさほど変わらないと言うことです。

 

 要は、自分が快適に過ごせる環境にお金を払うのだと思いました。

 

 今、職場の環境が大きく変わろうとしていて、長く勤めて皆から頼りにされている方が退職することになりました。

 

 わたしもツイッターなどで愚痴をつぶやくことがあるくらいなので、その方も嫌だったんだと思います。

 

 能力が高く、その方がいたから回っていたところがあったため、個人的には非常に残念ですが、誰でも幸せになる権利があります。

 

 1人だけ大嫌いな人がいますが、それ以外は楽しい職場でした。

 

 ここから得られる教訓は、今の環境が最高と思っても、それは突然、終わったり変わったりするのだなと。

 

 家でも職場でも、人間関係でも、永遠なんてないのだなと。

 

 だからこそ、賢く生きたい。

 

 そんな方のために、今日のオススメの一冊を紹介します。

 

 山下智久さん主演でドラマにもなった、漫画原作の正直不動産の副読本で、皆が憧れるタワマンの落とし穴や、避けた方が良い住宅、消費者側で、事前に調べていたほうが良い土地の情報等、タメになる声を会話形式で面白おかしく読むことができます。

 

 すべてを思い通りにすることはできなくても、自分がゆずれない想いを自覚して、人災を避けられたら良いですね。

 

 残りの人生をどう生きるか、日々の生活の中でゆっくり考えて、いつかは結論を出したいと思います。