わたしは、外国語を勉強する事が好きで、現在日本語を含めた5つの言語が少しわかります。
ただ、この事をを職場では公表していません。
今日は、あえてわたしが日本語しか話せないふりをしている理由についてお話ししようと思います。
わかる=話せるという誤解
「自分、◯◯語勉強してます」
「資格持ってます」
「好きです」
「少しわかります」
と言うと、必ずと言っていいほど返ってくるのが、
「じゃあ話せたり?」
「◯◯語で何か喋ってみて」
「××って◯◯語で何て言うの?」
という無茶振り。
ペラペラです!…などとは一言も言っていないのに、突然見せ物にされ、ネイティブ級のスキルを持っている前提で話を進められるのはトラウマものです。
なぜ、ペラペラか、全く話せないかの2択しかないのでしょうか。
同様に、「習ってました」も危険ですね。
やり甲斐搾取の罠
これも実際にあった事なのですが、突然外国語の長文を大量に送られて、これを日本語に訳して…と。
本来なら、プロの翻訳家の方にお金を払ってお願いするような仕事を、タダでやってって、貴方!
勉強した経験があるからといって、なんでも訳せるわけではありません。
全く触れたことのない分野の専門用語はわかりませんし、そもそも単語自体を知らずに、話題の検討すらつかないこともあります。
あくまで、自分の知識の範囲内で訳せるというレベルです。
何でもは知らないわよ。知ってることだけ。
わからないと答えた時の反応
わかる範囲の質問になら、答えていたこともありました。
ただ、この手の質問って、エスカレートします。
「これはわかるんだ?じゃあこれは?こういう場合は何て言うの?今の動画の人何て言ったかわかる?」
先ほども申し上げた通り、何でもはわかりません。
その際正直に、わからないと答えた時の、相手の失望感たるや。
「なぁんだ。全然何も知らないんじゃん!」
「ダメじゃん!」
「こんな事もわからないで、話せるとか言うんじゃねぇよ」
と、突然手のひら返しで無能扱いされるので要注意。
(だから、話せるとは言っていないって)
義務教育を終えた貴方様は当然に英語ペラペラなのでございますね?
面倒な人との接触を避けるのは、快適に生きるための処世術
とは言え、語学学習は世界が広がる楽しい遊びだと思います。
面倒な人に絡まれたくないので、職場では絶対に公表しませんが、ブログやTwitterなど、自分が主人公になれる場所では積極的に語学の話をしていこうと思います。
ちなみに、わたしはの語学力は得意な順に、日本語>イタリア語>英語>フランス語>中国語 です。
決して上手でもハイレベルでも無いですが、イタリア語が好きすぎて、今では英語よりもイタリア語能力の方が高くなってしまいました。
人に教えたり、仕事にしてお金にするつもりはなく、また、人前で自慢するために使うつもりもありません。
あくまでも、自分がリズムを楽しんだり、文化を知ったり、情報を得るために使っています。
ビジネスで使うのは、また別の能力が必要になりますからね。
部屋の片付けをしていたら、わたしがイタリア語を勉強し始めた頃のテキストが出てきました。
土屋アンナさん、押場靖志先生、エリオさん、ジローラモさんの4人がメインキャストで、良い意味で語学番組っぽくなくて楽しかったです。
ちょっと年季が入っていますが、今でもわたしの宝物です。