1人台湾祭り
お夕飯に、ルーロー飯を食べました。
台湾て、美味しい物が多いですよね。
日本の唐揚げみたいなジーパイ、煮込んだお肉が美味しい魯肉飯(ルーロー飯)、王道スイーツ、マンゴーかき氷やタピオカ、五香粉(ウーシャンフェン)など独特の調味料も、多くの日本人の口に合うんじゃないかな。
というわけで、今日はそんな、台湾の伝統スイーツ、豆花(トウファ)をセブンイレブンで見つけたので食べてみました。
豆花とは
豆花、日本では、トウファ、トーファーなど様々な表記を見かけますが、豆乳を固めたものに、黒蜜などで甘味をつけ、トッピングをしたお豆腐スイーツです。
杏仁豆腐みたいな感じ?と気になったので食べてみました。
開封
セブンで売っている豆花の蓋を開けると、こうなってます。
上の具を、下の豆花にダーします。
付属の黒糖シロップをかければ完成です☆
実食
杏仁豆腐みたいなものを想像していたのですが、想像以上にお豆腐でした。
豆花本体、つまり、白い部分が濃厚なお豆腐で、それ自体に甘さはなく、シロップと5種類の具が混ざって、腹持ちの良い、甘さ控えめのデザートへと変わります。
上に乗っている白いぷちぷち、はとむぎですが、このぷちぷちが食感良く腹持ちが良い理由だと思いました。
カロリーは200kcalちょいくらいなので、見かけた方は是非買ってみてください。
美味しいので、わたしはリピしてます。
人生について考えさせられた一冊
今回なぜこの豆花を食すにあたったかと言いますと、突然人生にぽっかりと空白の時間ができてしまいまして。
その時間を使って、これからどう生きようか、楽しみながら見つけていこうと、勉強のためではなく、楽しむための文芸の本を手に取る時間が増えまして。
その中で、人生について考え直すに至ったきっかけになる1冊をご紹介します。
小川糸さんの「ライオンのおやつ」です。
主人公の雫ちゃんは、若くして終末医療を受けるため、至れり尽くせりのホスピスで余生を過ごす事を決意します。
この施設、ライオンの家では、毎週日曜日に抽選で選ばれた入居者が食べたい思い出のおやつを再現してくれる、おやつの時間があり、豆花はその中の、台湾に縁のある、1人のゲストさんの希望を叶える場面で出てきました。
本を開くと、船に乗って波の音や潮風、レモンの香りが漂ってきそうな雰囲気ですが、島で出会う人達と関わりながら自分と向き合い、健康である事の贅沢さや、今まで自分が他人に遠慮して本心から行動して来なかった事などを自覚します。
わたしは余命宣告されたわけでは無いですが、食べるものに気を配らなければならない立場にはなりました。
もしこれが人生最後の食事だったら、それを選ぶだろうか?
この行為をすることが、本当に自分にとって楽しいだろうか?
今自分は、心からそれをしたいと思って楽しんでいるだろうか?
何か1つ作業を始める時も、ふと我に帰って冷静に自分を見つめ直すようになりました。
あとがき
人生は、楽しい事ばかりではありません。
我慢を強いられる時もあるし、努力でどうにもならないこともあります。
主人公の雫ちゃんの、他人思いの優しいところ、感情が溢れて爆発するところ、大人になってから、子供の頃の夢が叶って満たされたこと、自身の後悔した経験が、後の行動に活かされたことなど、本書には温かくて、時に鋭くて、学ばされること、救われることが沢山あります。
豆花を食べながら、ゆっくりとした読者の時間を作ってみてはいかがでしょうか。