普段人に対してこういう言葉はあまり使いたくないのですが、衝撃的な体験をしましたのでシェアさせてください。
自転車通勤中のことでした。
赤信号だったので、信号待ちをしていたところ、後から尋常ではない叫び声が聞こえました。
一瞬のことではなかったので、反射的に後ろを振り向いたところ、どうやらわたしに言っているようでした。
「そこで止まらないでください!邪魔です!!!道を開けてください!!!」
白髪頭のお爺さんが、そう叫んでいました。
びっくりしたわたしが、
「赤信号ですよ!?」
と言葉を選んで返すと、
「もっと前に行けるでしょう?そこで止まらないでください!!邪魔です!!邪魔です!!!邪魔です!!!!!」
延々と繰り返します。
周りにいた人は誰も助けてくれませんでした。
十字路で、わたしは右に曲がりたかったから信号が青になるのを待っていたけれど、お爺さんは左か前に行きたかった。赤なのに。
やむことなく繰り返される恫喝に恐怖したわたしは、赤信号の横断歩道を無理矢理渡らされました。
今この瞬間車が来たらどうしようと怯えながらお爺さんの叫び声に堪えました。
運良くわたしが無傷で横断歩道を渡り終えると、お爺さんは。どこかへ消えていきました。
一体どうすればよかったのでしょう。
仙台市は車の運転マナーが悪いと言われていますが、チャリのマナーがここまで悪い人がいるとは。
住宅街の端を自転車走行しているときに、運転の下手な車に後からあおられる事は日常的にあるのですが、自転車で信号待ちしているときに、後ろから自転車にあおられたのは初めてでした。
職場に遅刻せずに着くことしか考えおらず、不意打ちだったため、どのように対処したらいいか頭が全く働きませんでした。
高齢者の運転免許返納が話題になっていますが、このようなルールを守らない自分勝手な老人からは、自転車を取り上げるべきだと思いました。
横断歩道は、ブレイブメンロードではありません。
競争して、誰が早く渡れるかを競う場でもありません。
大きな事故を防ぐために、今は車のターン、歩行者のターン、とルールで決められています。
普段、車通りが全くなくても、一時停止して安全を確認してから進むタイプなので、車が来るかもしれない道を渡るのは、本当に怖かったです。
今思えば、その場で警察を呼んだり、スマートフォンで撮影して証拠を保全することもできたと思うのですが、何より遅刻したくなかったのと、逆上して殴られたりする可能性がなくはないため、また、わたしは予想外のジャブに対応することがとても苦手なため、適切に言い返し、場を収めることができませんでした。
煽り運転の加害者は、車だけではないという恐怖体験でした。
こんな風に人を思いやれなくなる自己中心的な歳の取り方はしたくないものです。