前回、短時間で読書がはかどる方法についてお話しました。
今日は、その番外編で、初心者が洋書を読破する方法について、まとめようと思います。
上級者には、物足りない内容かもしれません。
今日の記事は、洋書を初めて読む人や、やる気はあるのに途中で挫折して、読みきった経験がない人を対象に書いています。
~目次~
必要な環境
必要なものは、3つです。
- インターネット接続可能環境
- Kindle本体
- iphoneなどの端末に、kindleアプリを予めダウンロードしておく
これだけでOKです。
なぜkindleが必要かと言うと、kindle本体で、
- わからない単語を長押し→辞書機能にリンク
- わからない文のまとまりを長押し→翻訳機能を使用可能
になるからです。
オススメの本を2冊紹介
わたしも使っている、Kindleアンリミテッドから2冊、読みやすい本をご紹介します。
英語の本
The Tale of a Fierce Bad Rabbit (Children's Classics) (English Edition)
- 作者:Beatrix Potter
- 発売日: 2014/05/15
- メディア: Kindle版
言わずと知れた、ピーターラビット作者のビアトリクス・ポターの作品ですが、「ピータは、いたずらはするけど、あまりにもいい子すぎるから、もっと悪いうさぎの話が読みたい」という、ポターが可愛がっていた、ハロルド・ウォーンの娘のルーイちゃんのリクエストに答えて書かれた絵本です。
日本語だと、「こわいわるいうさぎのおはなし」です。
意地悪なうさぎが、にんじんを食べている良いうさぎに意地悪をするのですが、子供向けにしては、ちょっと怖いかもです。
絵や文で、多くを語らないのですが、それが読む側に何が起こったかを静かに想像させる、にじり寄るような恐怖があります。
イタリア語の本
わたしの大好きな、イタリア語の絵本からも1冊。
タイトルや表紙の絵でピンと来た方もいらっしゃるかもしれませんが、日本語では「狼と7匹の子ヤギ」(なぜか読み方がしちひき)です。
ここからは、完全なネタバレになってしまうのですが、あ、始め、「ピーターラビットのおはなし」と流れ一緒だ!こんな話だっけ!?と思いながら読んでいると、ある種の既視感に遭遇します。
これ、「赤ずきんちゃん」じゃん!
それもそのはず、このお話は、グリム童話を編集したグリム兄弟が、ペロー作の赤ずきんのオチをわざとパクった、パロディ作品なんですって。
赤ずきんちゃんと言えば、子供向けとは思えない報復が有名だけど、狼の腹の中から出てきた子ヤギ達が、「Ciao,mamma!」「Grazie,mamma!」と次々と登場するシーンは、狼が悪いのか、ヤギが怖いのかヽ( ̄д ̄;)ノ
執筆時(2020年6月)ドイツ語、英語など、複数の言語でKindleアンリミテッドで無料、または購入で読める事を確認しました。
設定に気をつけて
音声は、Kindle本体からは出ませんので、発音を聞きたい時はスマホからどうぞ。
言語設定を本の言語と合わせないと、音声がおかしくなる現象が一部見られました。
わたしは勉強のためにスマホの言語を時々イタリア語にしているのですが、言語設定がイタリア語の状態で、英語やフランス語の文章を読ませると、聞いた事がない言語になる事がありました。
馬鹿にしてくるドリームキラーは無視
ここまで努力して、自分なりに本が読めるようになったとします。
その上で、「でもそれって絵本でしょ?」「それだけで読めるようになったとかww」などと人を小馬鹿にしてくる人が近くにいたとしたら、一刻も早くその人物とは縁を切りましょう。
人生や自分自身に面白くない事があり、人の一部分だけ見て(悩みを無視し、持っていないものを自慢したりとか)揚げ足をとっているだけ。
楽しく前向きに頑張ろうとしている人の足を引っ張る人は、友達ではありません。
それでも英語読むの難しい、という方に
こちらの本が、洋書入門の参考になります。
わからない単語が多くて、辞書を引く回数が多くなり、結局途中で読む事をやめてしまう方にオススメ。
わからないなりに挿絵からヒントを得たり、続きの文から想像力で読み進めたりなど、洋書と仲良くなるヒントが見つかります。
それでも、この本のように最初はスラスラとは読めないと思います。
その場合は、洋画を字幕て観て単語のストックを増やしたり、もっと本のレベルを下げて、成功体験を増やしましょう。
不慣れな方は、いきなりハリーポッターなどの長編は選ばないで下さい。
作品批判ではなく、長いので、初心者には向きません。
どうしても読みたい本が、難しすぎてわからなければ、アプリで音声を流してkindleで翻訳にかけましょう。
何度も出てくる単語は、そのうち自然と頭に入ったりします。
テストじゃないので、何度カンニングしたっていいんです!
本を選ぶ時は、7割くらい理解できそうな雰囲気の本か、憧れの作家さんや、日本語で続編が公開されていない本当に読みたい本などを選ぶと、本を開く理由が自然とできるので良いです。