実は、ここ最近、自分の語学力の底上げや、コミニュケーションを取れる人の数を増やすため、将来のため、学んでいる分野を深めるためなどの理由で、少しだけフランス語の勉強をしていました。
先日受けたフランス語検定5級に無事合格することができましたので、今日は合格までに使用した本などを、簡単な順にオススメしようかなと思います。
〜目次〜
フランス語検定5級はこんな試験
フランス語検定(仏検)は、はっきりいって簡単です。
過去の合格率を見ても、約8割の人が合格しています。
ですが、だからといって、勉強しなくても受かるというものではありません。
勉強しなければ受かりませんし、逆に言えば、勉強を頑張れば、かなり高い確率で合格できる試験だと思います。
複数の単語の中から仲間はずれを探したり、会話の流れから、次に来る文章を選んだりなど、知識があれば正解できる問題が多いです。
公式テキストで全てを勉強しようと思わないでください
公式テキストは、試験攻略に絶対に必要ですが、知識ゼロの状態で、公式テキストしか資料がないと、はっきり言って勉強が辛いです。
何が辛くて勉強が続けられなくなるかと言うと、単語やアルファベットの綴りが読めないので、わかる事よりわからない事の方が多くなり、何と書いてあるか理解できず楽しさを見出せないため、本を読み切る事が出来ません。
次の章から、パッと見フランス語が読めない人のための本を紹介します。
まずは手始めに、フランス語の単語に慣れましょう
おススメするのはこちらの本です。
これ一冊で 、CD 2枚ついて1500個の単語の学習が可能です。
1500個と聞いて、多すぎる!…と驚愕される方もいらっしゃるかもしれませんが、意外と、英単語に近かったり、外来語として、カタカナで日本人の中で定着している単語も多いので、初めて聞く単語は、表記よりずっと少なく感じると思いますよ。
お手持ちのiPhoneとか、携帯型音楽プレーヤーに入れて、歩きながら聞き流すといいと思います。
わたしのオススメはこちら。
語学学習者用のモードがあり、再生速度を変えたり、聞き逃した所をその場で巻き戻せるので、リスニングの強化にピッタリ。
一度充電すれば、しばらく使えます。
単語に慣れたら、簡単な文法を身につけましょう
うさぎさんのイラストが可愛い一冊。こちらもディスク付き。
タイトルに偽りなしの、わかりやすいテキストです。
全てにふりがながついているので、読めなくて挫折するということがありません。
動詞の活用が1つの表になっていて、視覚的にも記憶に残りやすいです。
簡単な文法もカバーしていて、現在の事を話すなら、この1冊で充分かも。
何でそのスペルでその読み方になるの!?覚えられないよ、という方へ
親切な本が沢山あるとはいえ、フランス語のスペルって、小学校で習うローマ字と違って、あまり馴染みがなくて覚えづらいですよね。
そんな、あと一歩、フランス語の読み方が身についていない人のための一冊がこちら。
上でご紹介した、フランス語の読みの規則を、さらに詳しく特化して解説した内容になっております。
「caraful」という覚え方のコツや、本書を読めば、どうしてその発音??という部分が、かなりしっくりくる事と思います。
同時進行で、スピードラーニングもオススメ
こちらは、聞き流し専用教材として、あまりにも有名ですね。
わたしも、仏検5級を受けると決めてから、歩きながら、家で洗濯物をたたみながら聴き続けました。
日本語が必ず入りますので、何を言っているかわからないという事がなく、フランス語の音ってこんな感じか…と、耳から慣れる事ができました。
わたしはデジタル版を購入しましたので、CD版より少し安く、スマホで持ち歩く事ができました。
1ヶ月、無理のない分量になっていて、いつでも途中解約可能で、その際に違約金などはかからない親切仕様です。
少しレベルアップして、読みながら文法も覚えたい方に
こちらは、基本的な事が身について、多読したい、大学生レベルの勉強がしたい方の入門書にピッタリな1冊です。
全部に読み仮名が振られていないため、ある程度読める方向けですが、先生のユーモラスな文体で、リラックスしながら読む事ができますよ。
この1冊を読み切る事ができたら、かなり力がつくと思います。
他言語学習者にとっては有利!
ここまで学習して気づいた方もいらっしゃると思いますが、フランス語って、色々な言語に似ているんです。
会社員 英:employee(エンプロイー) 仏:employé(アンプロワイエ)
賢い 英:Intelligent(インテリジェント) 仏:Intelligent,e(アンテリジャン,ト)
単語は英語に近かったりしますし、男性名詞・女性名詞が存在するなど、文法はイタリア語に近い所があります。
イタリア語はスペイン語やポルトガル語に似ていると言われていますので、それらの単語に関する知識があれば、話せなくても、雰囲気で理解できる時が多いかもしれませんね。
最後はやっぱり公式テキスト
ここまで勉強できたら、5級の公式テキストが読めて、問題が解ける自分が完成している事と思います。
リエゾンやアンシュヌマンなど、前後の音がつながって発音されるのがやっかいです。
リスニングで、聞き取れなかった所を何度も確認しましょう。
わたしは、お金や時間を聞き取るのが苦手でした。
単語力でカバーできる所もありますので、まずは1問でも多く問題を解いて慣れたらいいと思いますよ。
これから受験される方の参考になれば嬉しいです。