あなたの大切なパートナーになってくれる、可愛くて仕方ないうさぎさん。
でもこのうさぎさん、時にいたずらや悪いことを覚えてあなたを困らせてしまうことも。
今日はそんなうさぎさんに対する正しい叱り方についてお話します。
~目次~
うさぎさんが、何でも噛もうとするのはなぜ?
まず、うさぎさんのいたずらで一番困るのは噛み癖。
うさぎさんは、好奇心が旺盛で、口の前にあるものに対し、なんだろう?と思うと、つい噛んでしまう性質を持っています。
これは本能なので、ある程度は仕方がない事で、怒っても完全にやめる事はありません。
じゃあどうするの?というお話ですが、これは、人間側が対策をする必要があります。
すぐにできる、噛み癖対策
1つ目は、うさぎさんに噛んでほしくない場所に対して、かじり木などの天然木のおもちゃを設置することです。
食べてもいい素材でできていますから、ケージ内に設置すれば、金網を噛んでお腹や歯を壊すこともありませんし、うさぎさんにとってはストレス発散になるので一石二鳥です。
こわれたら、また新しい物を買ってあげましょう。
2つ目は、かじり防止のスプレーをまくことです。
家の中の全ての物に、かじり木を設置することは難しいです。
そんな時に役に立つのがこのスプレー。
りんごの芯の苦い部分でできていますので、舐めても安心です。
ですがこのスプレー、うさぎさんによっては効果がありません。
というのも、今一緒に暮らしているうさぎさんには効果ぎあったのですが、初めて一緒に暮らしたうさぎさんは、いたずらを止めるためにスプレーをすると、おいしいのか、何故か笑顔で舐め続けるというか不思議が起こりました。
今一緒に暮らしている子はは、水の入ったのボトルのプラスチック部分を噛む癖があるのですが、噛んで欲しくない場所にティッシュに吹き付けた液体を塗りつけると、嫌がって顎で拭いて自分の臭いで掻き消そうと対抗してきますし、スプレーしてからしばらくは噛む事を止めてくれます。
噛み癖を甘く見てはいけない理由
家の中には、うさぎさんにとっては危険極まりない物が多数あります。
特に、電源コードは、誤って食べてしてしまったら最後、舌が焼け落ちてご飯が食べられなくなったり、最悪命に関わる場合もあります。
また、うさぎさんは、一度食べたものを吐き出すことができない、一方通行な胃をしていますので、家庭内での誤飲などの事故は、何としてでも防ぎたいものです。
うさぎさんにとって危険な物を全て排除する事はできませんが、人間側が対策を施すことで、双方ストレスを少なく共存してすることができます。
これだけはやっちゃダメ!間違ったうさぎさんの叱り方
うさぎさんは、とても賢く、耳のいい生物です。
自分の名前をきちんと覚えていますから、怒る時に、名前を呼んで怒らないでください。
信頼関係ができている飼い主さんとは、名前を呼ばれるとおやつをもらえたり、撫でてもらえたり、いい事がある、という風に覚えています。
それを、感情的に怒ってしまうと、「名前を呼ばれる=いやな事」とネガティブな事と結びつけて学習してしまい、名前を呼ばれると怖がってふるえたり、逃げたりと、ストレスを与えるだけでなく、せっかく築いた信頼関係が破壊されてしまいます。
今後、お世話をしていく上で、双方にデメリットしかないため、控えてください。
また、軽くでも、直接たたくのは絶対NGです。うさぎさんが怖がるだけです。
じゃあ、どんな風に怒るのが正解かというと、「音を出して、シンプルに短く怒る」です。
上述しましたように、うさぎさんはとても耳のいい動物ですから、音には敏感です。
怒る時は、普段お話するよりも少し大きな声で、「こら!」とか「ダメ!」など、短くシンプルに怒ってください。
また、家族で住んでいる方は、怒る時の言葉を家族全員で統一してください。バラバラだと、うさぎさんが混乱します。
個人的にはコラ!か、ダメ!がシンプルでいいかなと思いますが、ご家族で話し合って決めてください。
そして、言葉と同時に音を出して悪い事だと伝えるために、ダンダンダン!と音を出す事も必要になってくるのですが、飼育書などによく書かれているのは、飼い主さんが床を軽く手で叩く、というものです。
わたしは、賃貸なので、床ダンしたら下階の住人に迷惑かな?と思って、周辺に響きにくい、ケージの上を軽く手のひらでバンバン叩いて知らせるか、空中で空のペットボトルをメガホンのように叩きつけて知らせています。
耳がいいので爆音である必要はありません。
まとめ
うさぎさんと、仲良く安全に暮らしていくために、危険なものは飼い主が責任を持って取り払う事、可愛くても時には心を鬼にして叱る事も必要、という事について書きました。
子育てが育児書通りにいかないのと同じで、うさぎさんも十兎十色、本に書かれている通りにはいかず、予想外のリアクションが返ってくる事もあります。
うまくいかなかったら、その度に対策を考えたり、状況によっては、うさぎさんのしたいようにさせる、という諦めも必要になってきます。
可愛いところだけでなく、デリケートなケアが必要になってくる事もありますが、そういった、大変な部分も含めて覚悟と責任を持てる人のみが、うさぎさんと暮らす権利があると考えます。
人間の都合で連れてこられた小さな家族。
お互いが気持ちよく暮らせたら最高ですよね。
うさライフ is プライスレス!!!