とても素晴らしいゲームでした
実は、前作をだいぶ前にクリアしていたのですが、あまりにも良すぎたため、本作、テイルズオブエクシリア2を購入しておりました。
たった今、通常エンディング・真エンディングとも見終わりましたので、感動が冷めないうちに、感想を書き留めておこうと思います。
ちなみに前回のプレイ記事はこちら↓
なお、この記事は、前作テイルズオブエクシリアおよび、本作テイルズオブエクシリア2のネタバレを含みますので、これからプレイされる方、ネタバレを望まない方はご注意ください。
~目次~
主人公かわいそうすぎ問題
まず主人公のルドガー、イケメンの好青年なのだけど、彼の人生がかなり悲惨。
定職にはついておらず、優秀なお兄さんの元、居候をしているのだけど、第一希望の会社の試験を受ける権利を手に入れるも、最終試験でまさかの不合格。(理由は後に判明)
切り替えて、特技を活かした別の仕事に採用される。幸せな生活が待っているかと思いきや、あることをきっかけに、1日でクビ。
しかも、肉親が突然いなくなって、犯罪者の家族呼ばわりされた挙句、多額の借金を背負わされる。
この悲劇の極み、可哀想すぎませんか?
こんな感じで物語が始まります。
辛すぎる世界の選択
冒険を進めていくと、ルドガーはある任務を遂行することになるのですが、その中で登場人物たちは、残酷な選択をしていくこととなります。
主に、キャラクターエピソードで掘り下げられているのですが、誰でも、もしあの時こうしていたら…と、決して時間を巻き戻す事はできないけれど、心に引っかかっている過去のひとつやふたつ、あると思うのですが、彼らは、分かり合えなかった友との別の可能性や、あの日捨ててしまった選択肢、あの時離してしまった手。
違う選択をしていたらあったかもしれない未来を見てしまいます。
事情があるにせよ、それまで生きてきた歴史や、感情のある人達を、自分たちの手で消さなければならないのは、その世界が幸せであればあるほど、残酷で辛いです。
わたしが一番きつかった分史世界は、アグリアと友達になれた未来…でしょうか。
やっぱり選択が鍵
感情的にはこうしたいけど、政治や金、後のリスクなどを考慮すると、こういう選択を取らざるを得ない。でも本当にそれが正しいのだろうか?
そんなことを、何度も問いかけられます。
「彼方の喜びを此方の喜びとせよ」という名言の引用が出てくるのですが、それを実現実行するのは、多くの人を幸せにするかもしれないけれど、簡単なことではない。
でも真理であり、このゲームの壮大なテーマだと思います。
メインとなるエンディングが2種類あるのですが、そのうちの真エンディングが、バッドエンドのようにわたしは感じました。
ただ、感情だけでなく、この真理を持って捉えれば、トゥルーエンドという違う見方もできると思います。
エンディングでルドガーがした選択で、ある人は救われ、ある可能性は消えるのですから。
また、多くの1周目の方にはきついかもしれませんが、バッドエンドも見るべきです。
ある意味いちばん人間らしい、大多数の利益より感情的な選択をしたエンディングとなっています。
まとめ
15周年を飾るにふさわしい、重く、やや大人向けで、考えさせられる、やりごたえのある作品でした。
一人一人の内面的な部分について深く知るきっかけになるので、ストーリーを楽しむためにも、キャラクターエピソードは全てコンプリートするべきです。
前作とは違ったミュゼやガイアスの一面を見て、きっと好きになるはずです(笑)
秘奥義や骸殻(がいかく)強すぎ問題とか、ラスダン迷いすぎ問題とか、色々ツッコミたい事はあるのですが、テイルズシリーズの中の大好きな作品として確定しました。
とても有意義な時間が過ごせるのでおススメです。
エクスラエピソードと、裏ダンジョンの攻略がまだなので、今から遊びにいってきます。