先日、テイルズオブエクシリアをクリアする事ができたので、全体の感想をざっくりと書いてみようと思います。
本作品は、シリーズ15周年記念に作られた名作になります。
大きなネタバレは書いていませんが、あらすじを含む感想を、2周済みの視点で書いていますので、事前情報を入れたくない方は注意です。
~目次~
システム面
マップ
マップはグラフィックが綺麗で、結構広め。
移動に時間がかかりそうですが、途中から、一度行った所へはショートカットですぐに移動できるので、とっても便利。(シナリオによる一部制限あり)
ただ、マップが広すぎて、戦闘を容易に避けれてしまうので、この点は少し問題だなぁと思いました。
戦闘
とにかく爽快感あり、テンポが良くて楽しいです。
進めていくうちに、連携できる術技も増えていきます。
たくさんTPを使ってしまっても、アイテムや料理などで効率よく回復すれば、あまり困りません。
ただ、難易度設定がどうかと思いました。
だって、「ノーマル」が全然ノーマルじゃなかったです!
ジャオ強すぎ!アグリア様強すぎ!
ボス敵が回復を使用したり、秘奥義(超技みたいなもの)をバンバン使ってきて、立ち居地が悪ければ即全滅もありえます。
1週目は泣く泣く難易度を下げたりもしました。
ちなみにわたしが一番始めに詰まったボス戦はジャオでした。
シナリオ
文句なしに良かったです。
国を良くしようとする人、世界を守ろうとする人、発展の犠牲になったものたち…。
それぞれが戦う理由、譲らない理由が明確で、それぞれの正義がぶつかり合う物語でした。
食料を冷凍保存し、生活を便利にするために人工的に作られたフロンガスが、知らぬ間にオゾン層を破壊していた話を思い出しました。
ちなみに、世界最古の冷凍技術が発見されたのはイタリアです。
やりこみ要素
個人的には、ショップビルドが楽しかったです。
素材を集めて納品すると、ポイントに応じてお店のランクが上がっていくのですが、その辺に落ちている素材も全て、ショップの材料になり得るので、1つ1つの行動に意味が出てきますし、そうやって強い装備が変えたり、よく使うアイテムを安く買えるようになっていくのは楽しかったです。
料理も、1戦闘ごとに効果が発揮されるので、どれをどのタイミングで食べようか、旅立つ前にいくつ買おうかなど、考えながら進めました。
レベルが高い方が戦闘で有利なのは間違いないので、サイダー飯など、経験値が増えるような料理を食べまくるのがオススメです。
それから、忘れてはならないサブイベントも。
クリアしなくても進行上は問題ありませんが、通常課金しないと買えないアタッチメントなどがもらえます。
期間限定のものもあったりするのでご注意を。
これからプレイする方へ
いろいろなレビューで散々言われている事ですが、1週目はジュードでプレイした方がいいよ、という事です。
2周目もプレイしたから言える事なのですが、ミラ編からプレイすると、ジュード編をやっていないと見ていない重要なイベントが結構あるので、話が飛んでいてわけがわからなかっただろうな、と。
あと、魔装備は計画的に動かないと、取りにいけなくなるよ、(シナリオ的に)という事です。
2周目やってみての感想
経験値5倍で快適モード
1週目で、一部のボス戦で苦戦を強いられた、と書きました。
で、それって戦闘を避ける事が多かったからだと思うんですよ。(レベル不足)
2周目の引継ぎで、どれを選ぶか、ポイントとにらめっこして、よーく考えて、レベル引継ぎやアイテム引継ぎなどを捨て、5倍モードに振りました。
そしたら…戦闘超・超・超快適!
サクサクレベルが上がりますし、強いボスでもゲームオーバーになる事がなくなりました。
また、道中の戦闘時間も少なくて済むので、2周目って、ストーリー知っているし、ダレるかなぁとも思ったのですが、早いペースで、新鮮な気持ちで思い出しながら遊ぶ事ができました。
どこに振るか、結構悩まれると思うのですが、わたしは獲得経験値5倍を超オススメします。
キャラクター(ネタバレ注意)
クリアして思った事ですが、嫌いなキャラがいない、という事がわかりました。
それぞれタイプの違う人物が集まっていて、パーティーメンバー以外の脇役や敵役、ストーリーのキーとなる人物も、魅力的で、無駄な人物がいなかった。
ジュード(CV:代永翼)
この物語の主人公。優秀な医学生。武術の心得もある。極度のおせっかいで、お人好し。
他人に合わせすぎる傾向から、トラブルに巻き込まれたり、自分の事を自分で決められなかったりする面も。
ただ、ミラと出会って旅するうちに、一番成長したのは彼じゃないかなぁと思いました。
ミラ(CV:沢城みゆき)
精霊の主マクスウェルとして生きてきた、もう1人の主人公。
使命のためなら命がけ。強い意志と行動力を持った女性です。
四大を駆使して生きてきたため、出会った最初の頃は、暑さや寒さ、空腹といった人間が本来もっている感覚がなく、恐怖を感じないなど、人間の常識が通じず共感性に乏しく、周りを驚かせることも。
でも、本当は可愛い所もある、この物語になくてはならない、女性です。
アルヴィン(CV:杉田智和)
彼が動くと何かが起こる…。
テイルズ史上最大のクズと言われることも。
でもわたしは好きです。本当はイイ人だし、あの飄々とした感じが、杉田さんのボイスとぴったりだし。
普段は軽い感じの振る舞いだけれど、仲間に対して渇望する弱い部分や、冷静で「遊ぶなら掛けるな、掛けるなら遊ぶな」など、ドキっとさせられるような名言も。
レイア(CV:早水沙織)
ジュード大好き!な子だから、突然現れたミラに食ってかかるどころか、体調を心配するなど、本当に心優しい女の子。友達になるなら絶対レイア!
そんな、誰に対しても平等で、まっすぐな優しさを向ける彼女だから、アグリアと衝突してしまったんだなぁと思いました。
エンディングでレイアはある決断をするのですが、その前段階、ローエンに相談したりする所を、2周目のミラ編で見る事ができます。
エリーゼ(CV:堀中優希)
この物語で一番可愛くて、実は一番腹黒いんじゃないかと思えてしまう彼女。これ、知っている人ならきっと共感してくれるはず。
2周目をしたので、わたしはそれが面白くて仕方なかった。
ローエン(CV:麦人)
みんなの頼れる相談役でナイスミドルな紳士。素敵なおじいちゃん。
シャール家の執事をしているけれど、実はとってもすごい人。
ミラ編で、彼が仲間の事をどう思っているかを聞く事ができます。
あとがき
すごくいいゲームで、総じて楽しかったです。
キャラクターが好きなので、結構課金して衣装を買っちゃいました。(主に学園シリーズ)
始めたのが遅すぎて、まどマギ衣装を買えなかったのがプチ後悔。
物語の続きが気になるので、わたしはこれから、エクシリア2の世界へと旅立ちます。
ベスト版もありますので、気になった方は、ぜひリーゼ・マクシアに出かけてみてくださいね。