実は、自信のブログを持つのは初めてではありません。
元々わたしは暴露系ブロガーで、自信の身に起きた事を連載形式で書いたり、間に少し雑談を挟んだり、今とスタイルは似ているかもしれません。
大変ありがたい事なのですが、インターネット環境が誰にでもあるような時代ではなかった事が手伝って、今では考えられないほどの読者数やコメントがついて、嬉しく思っていました。
ただ、読者数が増えると、困った事も起こったんです。
今日は、そんなブログあるあるや、わたしの失敗談などをお話しようと思います。
~目次~
初めてブログを始めた時の気持ち
わたしがブログを始めた時は、携帯電話は普及していましたが、一家に一台インターネットの時代ではありませんでした。ブログをやっている方は、まだ少なかったんじゃないかな。
初めてブログを始めた時の理由は、「何かあった時に、誰かに見つけて欲しかったから」。
その頃のわたしは、人生がうまくいっておらず、健康状態も不安定で、いつも怯えながら暮らしていました。
そんな状況で始めたブログなので、どんな層に読んで欲しいとか、何万PVを目指すとか、大きな目標もなく、その時書きたい事を書きたいように書くスタイルでした。
毎日更新していたわけではありませんが、少しずつ読者数が増え、コメントや、なんらかの反応をもらえる事が多くなってきて、すごく嬉しかったです。
いただいたコメントは、全て読みお返事させていただいていました。
困りごと
読者数が増えると、対応に困る事がでてきました。
わたしが最も頭を悩ませたのが、何らかの要求。
面白かったです、更新楽しみにしてます、というような温かいメッセージではなく、更新を強要するような書き込みや、顔や本名、住所などの個人情報を公開するよう要求するメッセージ、自分と連絡を取ったり、個人的な接点をもつように、何度も何度もメッセージを送ってくる人。
当時はわたしは子どもで、周りにはインターネットに触れて育った大人がいません。
メディアリテラシーという言葉もなく、SNSも普及しておらず、インターネットで何かを発信するには、どんな事に気をつけなくてはいけないとか、どういったリスクが付きまとうとか、トラブルが起きた時の対処法も、想定していなかったので、わかりませんでした。
個人情報の流出
要求は、どんどんエスカレートしていきました。
いつも来てくださる方で、自分にメッセージを送るように言ってくる方がいました。
あまりにもしつこくて怖かったので、1度だけと思いメールを送りました。当時はLINEなんてありませんので、PCのメールです。わたしは携帯電話を持っていなかったので、主に学校の友達と連絡を取り合う時に使っていました。
ここでわたしは、とんでもないミスをします。
メールを送ってから、気がつきました。
本名…バレた…。
そうです。
わたしは、本名でPCやメールの設定をしていたため、送信者のところに自分の本名が載ってしまったのです。
恐怖で泣きました。
「本名○○っていうの?」
と聞かれ、 相手からの要求は、さらにエスカレートし、○○見せて、○○送って、○○しようよ、等々とてもわたしには応えられない内容でした。
ブログやめました
エスカレートする要求と、強い更新の要望が相次いで、わたしの精神は逃げ出したい気持ちでいっぱいに。
結果、ブログを放棄しました。
今思うと、もったいなかった気もしますが、わたしは元々ゆっくり、のんびりした性格。
自分が楽になるために文章書いていたのに、懇親頻度を強制されたり、「○○の話はわからないので書かないで下さい」と言われたり、公表するつもりのない情報の公開も迫られたりするのが性に合わなかった。
もはや、何のためにブログを書いているのか、わからなくなったので、それ以上更新する事ができませんでした。
自分なりのルールを決めよう
色々書きましたが、SNSやブログは、基本楽しいものです。今は、悪質なコメントやリプをする人も特にいないですし、やめようとは思いません。
今だから言えますが、自分なりのルールを決めたらいいと思います。
わたしが失敗したのは、全ての人の声を聞いて、それに答えようとしたから。
人気者や有名人だと、多くのリプライやコメントが来ますよね。
でも、それらに1人で全力対処していたら、いつか壊れてしまいます。
自分の意見を発信すると、どうしても、それに対して反発する方が現れます。
それはそれで、いいと思うんです。
わたし達はキュウべえじゃないんで、全員が同じ意見なはずがありません。
わたしが決めたルールはこれ。
悪質な抽象・付きまとい等、強い恐怖や不快感を感じたものは、通報ないしブロック。
これだけです。
素通り、閲覧、ご意見ご感想は大歓迎です。
人とつながるのをやめた結果
ネットで疲弊した経験がある方って、悪い経験のインパクトが強すぎて、ネット怖い!って決めつけてしまいがちだけど、数で言うと、楽しかった事や、温かい人の方が圧倒的に多かったはずです。
冷静に考えて、ネット嫌い!合わない!と確信された方は、無理につながる必要はないですが、一度や二度の怖い経験で全てを無にしてしまうのは、あまりにもったいない。たまたま悪い男(女)にひっかかったからって、「男(女)の人怖い!もう絶対恋愛しない!!」と決意してしまうくらい、もったいない。
全てを想定する事は不可能だけど、思わぬトラブルに発展しないよう、自分なりにガードする事が大切かもしれません。
前に、あまりにも閲覧、コメントがつきすぎて怖くなった時に、鍵アカのようなものを作って、誰にも見せずに発信していた事があります。
…が、誰にも見られないし、コメントもつかないし、これ、時間割いてやる意味ある?と思ってすぐに閉鎖しました。愚痴のゴミ箱のように利用する人もいるようですが、わたしには合わなかった。
どんなに人気がある人だって、文才がある人だって、全員を満足させられるコンテンツは作れない。
何かを発信すると、面白かったとか、勉強になったとか、共感してもらえたりする事もあるけれど、会った事もない相手に嫌われてしまう事もあるんだよね。
でも、
「ラーメンっておいしいよね。苦手な人もいると思うけど」
…とか言ったところで、なんの意味もないんだよね。
だからわたしは、色々な立場・考え方の人がいる大前提で、異論は受けつけつつ、自分はこう思うよ、というスタンスで、楽しく発信していきたいと思います。