先日のニュースなのですが、ご覧になりましたか?
ふぐは、種類によって毒のある部位が決まっているから、プロが判断して取り除いていたけど、最近になって、種類がわからなくて怖くて食べられないふぐが出てきた。
調べてみたら、地球温暖化の影響で生まれたゴマフグとショウサイフグの雑種らしいよ、って話です。
プロの方が、大量のふぐを直に見て、模様やヒレの色から種類を特定して分別する。
まさに神業で、この先人工知能がどれだけ発達しようと、人間に取って代われない素敵なお仕事だと思います。
ミスしたら、すみませんでした!では済まないお仕事ですしね。
でも、ふぐってどこで食べられるんだ?
料亭?
そこそこ良いものを食べさせてもらって生きてきましたが、わたしは料亭は未経験。
そもそも料亭って敷居が高い。
大物政治家の密談とか、池井戸潤さんの小説に出てくるイメージ(笑)
今日は、料亭に行かなくても、一般人が気軽にふぐを食べられる方法を、ご紹介致します。
~目次~
無毒のふぐの存在
そもそも、毒のないふぐもいるって、知ってました?
一般的に無毒と言われているのものに、ヨリトフグやシロサバフグがありますね。
だから、天然モノにこだわらないで、これらの養殖ふぐを食べていれば安全、と思いますよね?
でも…。
ふぐは食物連鎖によって毒化するので、プールのような水槽で毒のないエサを与え続けて大きくすれば、無毒のふぐを作ることは理論的には可能なのですが、実際には、海に網の囲いをして養殖したり、より天然物に近づけるために湾内を仕切って養殖していたりするところもあり、その場合は、網の間から侵入してきた毒化プランクトンや毒化した貝類などを養殖ふぐが捕食して毒化するという可能性が大いにあるのです。
絶対大丈夫とは言い切れないっぽい。
追求すると、いくつかの個体を調査したら毒が微量だけど見つかった例もあったり、確率は低いけれど過信は禁物なので、プロが安全と判断したものだけを食べるようにしましょう。
家庭で気軽に食べられる、おすすめふぐ料理
料亭に行かず、家庭で安く、安全にふぐを食べてみたい方におすすめしたいのが、こちら。
ふぐの養殖で有名な、山口県下関市にあるマル幸商事株式会社さんが販売元です。
名前、ふぐカレーじゃなくて「ふくカレー」ね。
だいたい1食ワンコインちょっと。
リンクから買わなくても、レトルトカレーの品揃えが充実しているお店には、高確率で置いてあります。
おいしいので、何度もリピしています。
シロサバフグを使ったカレーです。お味はちょっと生臭いんですが、決して不快な臭さではなくて、青魚を食べた時のクセになるうまさに似ているので、青魚が好きな方は相性がいいかも。
食感はほろほろとしていて鶏肉に近い感じです。
わたしは、ひきこもりたい時のための保存食として置いています。
自宅にレトルトカレーを2.3食常備しておくと、便利ですよ。
あとがき
ふぐは、免許のある方がいて、許可を取っていないと、一般人には食べられないので、こんな風に気軽に食べられるのって、嬉しいなぁって思います。
話が少しそれますが、貴重な調査捕鯨を使った、同社のくじらカレーもおいしいのでおすすめです。
いつか、機会があったら料亭に行って、花びらみたいに盛られたあいつを、食べてみるのが夢です。