わたしは、1人カラオケ、ラーメン、カフェ、美術館など、わりと抵抗なく1人でどこでも行けてしまう人間です。
先日、どうしても見たい映画があって、一緒に行けるような人が誰もいなかったので、予定を調整して1人で行ってみました。
~ 目次~
映画館とわたし
実は映画館に行った事って、数えるくらいしかなくて。
子どもの頃は外出できる距離をだいぶ制限されていたので、自分で行ける距離になかったからっていうのが大きいです。
親友にセーラームーンの映画が見たい、と言われて、親の許可をもらって行ったのが1回目。
2回目は、夏休みの宿題で、どうしても映画を見て感想を書かないといけなくて、親友に連れて行ってもらったリロ・アンド・スティッチが2回目。
3回目は友達に連れて行ってもらった大きな映画館で観たラスト・サムライ。
こんな感じですっごく期間が空いているんです。
近くになくて、ちょっと敷居が高い感じだったんですよね。
いざ、1人で映画館へ
今回は予定を早めに調整して、平日の夕方からの回に参加することに。
着いてみると、意外や意外。
1人で来てるお客さん、わたしだけじゃなかった。60~70代くらいのおじいさん、40代くらいの主婦っぽい方もいました。
チケットを買って、中へ入ります。
1人映画に行って、よかった事
慣れない地図を見ながら初めて1人で映画館に行ったわけですが、結論から言うと、行って良かったです。マナーの悪いお客さんもいなくて、とても快適に過ごせました。
以下に、1人で映画に行ってよかった事を列挙していきます。
自分の趣味に全力投球できる
相手に合わせて譲る必要がないので、どれを観るかで意見が割れる事がなく、自分の趣味を全面的に押し通す事ができます。まさに、おひとりさまのメリット。
映画に集中できる
世界に入り込んでいる時に、頻繁に話しかけてくる人っていませんか?
暗転したタイミングだったり、びっくりした瞬間に小さく笑いあうくらいならいいんですが、わたしは集中している時に、その空気を壊されるのが嫌なんです。映画の見方やマナーは個人差があるので、こればっかりは相性ですね。
煩雑な日常から解放される
普段、どうしても忙しくマルチタスクをしがち。
映画はレンタルやDVD、ブルーレイを買って観たり、地上波の放送を観る事もできますが、映画館に1人で入ってしまえば、煩わしい仕事の話題も、携帯電話もなし。パソコンやアプリの心配をする事もなく、後は映画を見るだけです。
1つの行動、自分が楽しむための娯楽だけに集中できる。その時間と迫力を買う行為は最高に贅沢だな、と思いました。
最後まで余韻に浸れる
これも個人差だけど、わたしは良い映画を観たときは、最後まで席を立ちたくないんです。映画が終わった瞬間に席を立つ人も多いけど、わたしは曲を聴きながらエンドロールを最後まで見て、場内が明るくなってから退席したいタイプなので、終了と同時にスタスタと歩いていく人だと、「おいおいおぃぉぃ…!」ってなってしまう(笑)
途中で席を立ってしまうのって、なんだか空気がもったいない気がするんです。
最後に
1人映画のメリットを書きましたが、気の合う方と複数で行くと、終わった後に、どうだった、ああだった、と食事しながら話が弾んだり、新鮮な意見が聞けて面白い面もあるので、趣味の合う方とタイミングがあえば一緒に行きたいです。
でも、あまり大人数で行くメリットってないですよね。2人がオススメです。
あと、名作映画など、良い映画、この先も何度も観たり、心に残る映画は、絶対に、素敵な人と見たほうがいいですよ。
なぜなら、イマイチな人と観た映画は、映画を思い出すと同時に、そいつの顔もセットで出てくるからです。
とにかく、今回の出来事は、自分にとってプラスになったので、さすがに毎月とかは無理だけど、観たい映画があったら、ワンシーズンに1回くらい、映画館でゆっくりするのもいいなぁと思いました。
映画を観て、ちょっとお洒落なお店で食事すれば、それはもう最高の贅沢ですよね。
1回の金額も、重ねると結構大きいので、料金が安くなる日時(レイトショー、サービスデー、半額デー、レディースデー等、各館のイベント日)をスポットで狙ったり、資金に余裕のある方でしたら、映画がタダで見られる株主優待を発行しているところもあったり。
無理なく楽しめる範囲で映画館に行けば、微力ながら映画館を支援している事にもなるし、何より自分が楽しい。
忙しくて癒しを求めている人にもオススメです。