麻歩の、寝たり食ったり喋ったり

趣味や日々の出来事、思う事などを気ままに発信。仕入れた情報に主観を挟んで発言します。

新天地での恋愛は、注意したほうがいいよ、という話

 季節はすっかり春ですね。

 新入生、新社会人のみなさんは、おめでとうございます。

 

 いきなり新生活で希望に満ちた人の心に水を差すようなタイトルでごめんなさい

 

 今日はわたしの実体験を語ろうと思います。

 

~目次~

 

 

学校生活は最初がカンジン!

 

 初めて親元を離れて1人暮らし…と言っても寮生活でしたが、新生活を始めた時の事です。

 

 わたしのそれまでの学校生活は、決して目立つものではなく、いじめにあったり、失恋したり、楽しい経験がなかったわけではないですが、スクールカーストの最下層、勉強・部活・習い事の繰り返しで、極めて質素なものでした。

 

 今までがそんなだったため、新しい学校では最初の友達づくりがカンジンだ!…と、意気込んで、入学説明会からいわゆるイケてるグループにいそうな感じの子に積極的に声をかけて関係を築いていきました

 

 その結果、わたし含め女の子3人、男の子3人の仲良しグループができ、この6人が何かをする際のクラスの中心になっていきました

 

 この頃は放課後にお茶したり、カラオケしたり、行った事がなかったマックに連れて行ってもらったり、ささやかな青春を取り戻しているかのような日々でした。

 

 やがて、皆が学校生活に慣れ打ち解けてくると、グループは広がり、わたし達6人を中心に、クラスメイトや他の科の子達も輪に加わるようになり、コミュニティが広がりました。

 

お兄ちゃんみたいな人だったんです!

 そんなわたしの学校生活に、転機がやってきます。

 最初の6人の中にいた男子Sさん(仮名)です。

 

 彼は常にクラスの中心で人気者。他大学を経ての入学で、年上。長身、整った顔、それでいて軽快なシモネタで皆を笑わせるから、男子からは尊敬され、女子には憧れられていて、皆が彼が次に何を発言するのか期待。彼に話しかけられた人はみな顔をほころばせていました。

 

 彼には色々なことを教えてもらいました。

 

 皆が当たり前に一人一台、携帯電話を持っている時代、わたしだけが持っていなかったので、その事で相談にのってくれたり、連絡役として間に入ってくれたり。

 

 当時のわたしは年相応の体験、知識がだいぶ欠けていたので、(今もかな?)そういう人間が珍しかったんだと思います。友達として、長話をしたり、お茶したり、散歩したり、帰り道送ってもらったり。

 

 お兄ちゃんができたみたいで、すごく嬉しかったんです

 

困ったことになったんです!

 そんな、Sさんとの何気ない日々のやりとりを見て、周りが、「もう、二人付き合っちゃいなよ~」とか、「実はできてるんでしょ~?」とか、主に男子から言われるようになりました。事実、一番女子でSさんと仲がよかったのはわたしで、そんなわたしを良く思わない女子がいる事もわかっていました。Sさんの事を狙っている、Bちゃん(仮名)です。

 

 Bちゃんは、黒髪ロングの美人、歌が上手い、気が利く、男子と話す時だけ無意識に声が高くなる、最初の6人の中の1人です。

 

 この頃から、Bちゃんは、Sさんが年上という事で、「相談にのってほしい」と持ちかけて2人の時間を作ったり、「今日は帰りたくないな~」と言って視覚的なアピールをしたり、わたしがSさんにからかわれている所に入り込んできたりと、ちょっと気になってはいました。

 

 そんな中、帰宅途中にSさんがわたしに言ったのです。

 

「あなた、俺の彼女になりなさい」

 

わたしが出しだ答え

 当時のわたしは、言われた事が信じられなくて、でも、嬉しくて舞い上がってしまいました。

 

 でも、わたしの答えは、ごめんなさい。

 

 理由は簡単で、その当時、遠距離でお付き合いしていた彼氏がいたため、そういうのは良くない!と思っていたんです。

 

 Sさんから告白されるだいぶ前から、やっていけないと思うところがあり、わたしの方から別れたいと何度も伝えていたのですが、相手が納得しておらず、きちんと別れられない状態でいました。

 

 一度はお断りしたのですが、その後何度もSさんから、人の見ていないところで、「彼氏と別れなさい」「早く俺と付き合いなさい」と言われ続け、ドキドキしていました。

好きな人と、幸せになれるのか?

 彼氏と別れるのに3ヶ月くらいかかりました。

 

 その時ちょうど、長期休暇で、わたしは後ろめたいものがなくなったので、

「帰省する前に一度会ってほしい」

と、Sさんに伝えました。

 

 Sさんの答えは、

「うちにおいで」

でした。

 

 以前、「俺の家はここだよ」と、Sさんが一緒に帰りがてら教えてくれたのを覚えていました。

 

「きちんと別れてきたので、彼女にしてください」

 

 その日から、わたしとSさんは友達以上恋人未満になりました。

二人の関係

 結論から言うと、わたしとSさんの関係は、付き合っているとは言えないような状況でした。

 

 周りのみんなには、二人の関係は内緒。

 

 好きだとか、愛してるだとか、言われた事はなく、部屋の中だけの関係で、Sさんはほとんど自分の事を話してくれませんでした。

 

 でもわたしは、Sさんがわたしだけを部屋に入れてくれる事、時折話してくれる自分の事が嬉しくて、その状況を受け入れていました。

 

 

 そんな環境を数ヶ月続けていて、バレンタインが近づいてきてました。

 

 チョコレートを渡したくて、Sさんに電話をしました。

 

 するとそこで、わたしは予想もしなかった言葉を聞く事になるのです。

 

 

「あなた、もう家には来るな」

エスカレート

 来るなと言われて、意味がわかりませんでした。

 

「もう俺のことは忘れろ」

 

 「どうして?わたし、何かした?他に好きな人ができた?悪い所があるなら直すから言ってください!」

 

 今思えば、ポエムみたいなセリフですが、当時のわたしは本気でしたし、彼が全てだったので、納得できず、引き下がりませんでした。

 

 理由を聞いても教えてもらえず。

 

「Sさんの事、諦められません!Sさんが、もう1度わたしの事好きになってくれるまで、待ちます!待ちますから…だから…」

 

 来る日も来る日も、Sさんと話せる機会を待ちました。

 

 ただ、おはようと、一言言葉を交わせるだけでもよかった。

 

 でも、わたしの諦めがあまりにも悪くて、限界だったのでしょう。

「彼女できた!もう来んな!」

 

 全てをなくした瞬間でした。

 

 泣いても、待っても、どんなに相手に尽くしたとしても、夢は叶わず、決定は覆らないんだと、自覚した瞬間でした。

 

 と同時に、Sさんが、わたしに関する悪い噂を、校内に流しはじめました

 

 無類の男好きで、男性であれば誰でもいい、とか、人に言えないような方法でお金を稼いでいる、とか、そんな内容。

 

 わたしは寮に住んでいて、門限などの寮則があるので、それらは全て嘘だと証明できるものでしたが、あまりにも噂が広まりすぎて、多学部の人から話しかけられる事が多くなりました。

 

 あの噂は本当か?とか、噂が事実という前提で絡んでくる人もいました。

 

 Sさんは人気者で皆の信頼も厚かったので、真実であるかのように広まってしまったのです。

 

 以来わたしは、学校に行けなくなりました。

ç»æ ¡æå¦ã®å¥³ã®å­ã®ã¤ã©ã¹ã

 

 

退避に失敗

 夢は叶わないと自覚した瞬間に、わたしの人間としての機能が狂いました。

 

 眠れない、食べられない

 

 特に、固形物を口に入れようとすると、拒否反応が出てしまって、その日から食事がまともに採れなくなりました

 

 生きたい気持ちが強かったので、渡せなかったチョコレートを少しずつ食べては戻したりを繰り返して、体重が小学校の頃と同じになりました

 

 親に電話して、学校を変えてもらえないか、何度も頼みました

 

 転学部試験を受ければ、勉強を続けながらやり直せると思ったのです。

 

 でも、うちはどちらかと言うと厳しい家柄でした。

 

 男関係でやらかして、学校に行きづらいんだよね~とはカッコ悪くて言えず、

「カリキュラムが、パンフレットに書いてあったのと違う」

「○○キャンパスに変われば、○○先生の授業が受けられて、××のインターンをやらせてもらえるかもしれない」

「追加の学費はいらなくて、転学部試験の受験料だけでいいみたい。なんなら自分で出すから!」

 

 ウソではないけれど…と言う範囲で、子供なりの知恵を絞ってそれっぽい理由を並べて学校のせいにしたけど、答えはノー。

 

 親からの返答は、

 

「入ったからには最後まできちんとやりなさい」

でした。

 

 

 起きている事や、歩く事にも支障が出たため、毎朝、

「体調が悪いので休みます」

と、事務局に連絡を入れては引きこもって、ドラクエ7の石版を集めたりしていました。

 

 だんだん、毎日休みの連絡を入れるのがだるくて、

「体調が良くならないので、しばらく休みます。また行けるようになったら行きます」

と電話を入れて、本当に節目の試験日とか、たまーにしか学校に行かなくなりました。

 

 義務教育ではなかったので、誰も、学校に来いと言ってきたり、親に連絡したりされなかったのが逆にありがたかったです。

 

 卒業に必要な日数は足りてるよなぁ…という計算済みの確信犯でした。

 

 休んだ事で元気が戻ってきて、こんな事をされるために上京したんじゃない!という気持ちが強くなり、この頃から語学や法律、パソコンなどの勉強を始めました。

 

教訓

 わたしの祖父母は職場結婚で今でもとっても仲良しです。

 

 だから、職場や学校での出会いで幸せになった人を否定しようとか、そういう気持ちは一切ありませんので、現在進行形でラブラブだ、という方は、どうか、悪い意味でとらえないでくださいね。わたしが、上手くいかなかっただけですから。

 

 ただ、身近な環境での恋愛は、のめり込みすぎると、自分の居場所さえなくしてしまう、という注意喚起をしたかっただけです。

 純粋に、ひたむきに、相手を好きになったり、行動で示したりする人ほど、注意が必要です。

 

 また、学生のお子さんをお持ちの方。

 

 もしお子さんが、学校を変えたいと言ってきたら、できるだけ希望を聞いてあげてほしいです。

 

 もしかしたらそれは、限界を超えたお子さんの、最後のヘルプかもしれません

 

 最後に、この記事を読んでくださったあなた、人間関係で、不快だな、これはおかしいな、と思ったら、その気持ちを大切にしてください

 

 嫌な予感とか、一瞬生じた危機感とかは、結構当たります

 

 自分の扱われ方がひどいなぁとか、最近嫌な事を強制されるようになったなぁと感じて、それが努力や行動ではどうしようもない感じなら、一度リセットするためにも逃げる事を強くすすめます

 

 わたしも、ずっと好きだった人の事を諦めるのは、これまで積み上げてきたものを全て否定して無になるみたいで嫌でした。

 最後の方は、愛情よりも損失回避…、尽くしてきた分元を取ろうみたいな感情の方が強かったように思います。

 

 いずれも、あれれ~?という気づきが大切です。 

 

 わたしはこの出来事をきっかけに、「効率厨」と呼ばれる、労力に対して望んだ報酬が得られるのか先に計算してから行動する人間に変わりました。

 

 これが、良い事なのか悪い事なのかはわかりません。

 

 挑戦しなくなった事で、もしかしたら得られたメリットや幸せに対して機会損失をしているかもしれないし、部の悪い場所に深入りしなくなった事で、大怪我せずに済んでいるのかもしれません。

 

 ただ、相手の気持ちや反応はコントロールできませんが、自分のスペックや生きる場所は、努力補正が聞いてくる部分だと思うので、しばらくはこのスタイルを貫こうと思います。